【八王子市】今年はイノシシの目撃が市街地でも!イノシシの好物(生ごみ・草の根)を放置しないようにして下さい
今年はイノシシが、市街地で目撃されることが多く、八王子市や警察署が注意を促しています。
イノシシに遭遇した時には、静かに後退りその場を離れるようにして逃げて下さい。
また遭遇した時には八王子市内の警察署、八王子市獣害対策課への情報提供もお願します。
高尾署に入った通報では、イノシシは2023年5月28日から6月1日の夕方から深夜にかけて、長房町のショッピングモールの裏や、横川町の「つるまき公園」内で計4回イノシシが目撃されました。うち1件は通報を受けて駆けつけた警察官も確認したそうです。
八王子警察署の発表したイノシシ出没情報によると、
2023年6月7日(水)午前1時ころ、加住町1丁目においてイノシシが出没しました。
5月30日(火)午前5時40分ころ、滝山町においてイノシシが出没しました。
5月29日(月)午後6時頃、中野上町4丁目・元本郷町3丁目においてイノシシが出没しました。
5月28日(日)午後7時頃、中野上町4丁目においてイノシシが出没しました。
その他にも警察署に届けられていない多数の目撃情報があります。
今年はイノシシが目撃されることが例年より多く、3月には西寺方町の「元木橋」付近の北浅川で 市内の猟友会で組織する「市追い払い駆除隊」と共に八王子市の獣害対策課の方が調査をし、複数の猪が付近に生息していることを確認したそうです。
川はイノシシが、体を洗ったり泥を塗りつけたりするお風呂場として使う他、障害物や自動車などが走っていないので、安全に素早く移動できる道路としても使われています。
緑豊かな自然と都市部が共存する八王子市。人が住みやすいと思うところにもたくさん動物たちがいます 。ただ単に野生動物を駆除するだけでなく、お互いより良く共存できるように八王子市では「はちおうじしのいたずらどうぶつ」という本を出しています。
それによると、特徴や行動は臆病で注意深いイノシシですが、一度味をしめる と、執着心が警戒心を上回り、危険をおかしてでも、田畑や庭に出没し荒らしてしまうそうです。
ミミズより根っこが好き でよく土を掘り返します。
そのため、生ごみを外に置かない、葛などの根が大好きなので草を刈るなどの対処法が有効です。
八王子市ではイノシシなどによる農産物被害を防止する農業者に補助金を交付しています。
八王子市では、区域内における有害獣による農作物被害を防止しようとする農業者に対し、獣害の防止に係る資機材の購入に要する費用の一部について予算の範囲内で補助金を交付します。
〔対象者〕
〇市内に農地を所有する者又は市内に住所を有する者が農地を借り受けている者で、継続的に農産物を生産している者
〔交付対象〕
〇電気柵一式 パワーユニット(ソーラーバッテリーを含む。)、ワイヤー(通電式ネットを含む。)等を含む電気柵一式
〇防護柵一式 トタン板、金網柵(線径3.2mm以上のものとする。)、ネット、支柱、結束線、単パイプ、アンカーピン等からなる防除柵一式。
(どちらも、これから設置するものに限ります。)
〔補助金額〕
〇電気柵一式 購入に要する費用の2分の1の額(上限額5万円)
〇防除柵一式 購入に要する費用の2分の1の額(上限額5万円)
〔申請期間〕
〇前期(4月から9月)
〇後期(10月から翌年1月)
(各期内にそれぞれ1回申請できます)
昔から神の使いや身近な動物として、人間の生活圏のそばにいたイノシシ。
市民ができるイノシシ対策としては生ごみを出さない、自分の敷地はもちろんイノシシが出そうな場所の草刈りがとても有効です。
イノシシに出会ったら
イノシシは本来、臆病でおとなしい性格のため、人に出会ってもイノシシの方から逃げてしまいます。
しかし、興奮していたり、発情期(晩秋~冬)や分娩後で攻撃的になっていたり、至近距離で出会った場合には注意が必要です。
落ち着いてゆっくり行動
イノシシに出会ったら、静かにその場を離れましょう。急に走り出したり、後ろを向いて逃げたりせず、なるべく背中を見せずにゆっくりと後退しましょう。
攻撃したり刺激しない
興奮状態のイノシシに、棒を振り回す、石を投げるなどの攻撃は逆効果です。下手に刺激することは避けてください。
うり坊には近づかない
うり坊(イノシシの子)は、近くに母イノシシがいる可能性が高いので、近づかないでください。
餌やりなどのも、人を食べ物の供給源だと学習してしまう危険性があるので控えましょう。
どうしても逃げられない場合
人間がいる方向以外に逃げ場がない場合は、イノシシが接近してくることもあります。
その場合は、イノシシに逃げ道を明け渡しつつ、イノシシから見えない場所や簡単に登れない立木などに登り、緊急避難をしてください。
八王子市役所産業振興部獣害対策課はここ↓