【八王子市】八王子の恩人大久保長安の新解釈の書籍「定本 大久保石見守長安」の出版記念講演会、参加者募集しています

大久保長安

八王子の礎を築いた大久保長安(おおくぼながやす、ちょうあん)の事を、詳しく調べ研究した新解釈の書籍が誕生します。

高崎経済大学名誉教授で、近世の代官研究で知られる和泉清司先生の新刊、『定本 大久保石見守長安—江戸幕府創世記を支えた総代官・年寄衆の功績—』が、2024年2月中旬に完成します。

(A5判368P+口絵6P、ソフトカバー、予価2500円+税、揺籃社刊)

大久保長安
戦国末期から江戸時代創成期にかけて、主に民政の面で活躍した代官、大久保石見守長安。

上の写真は、大久保長安の陣屋内の鬼門除の守護神として創立された八王子市小門町の産千代稲荷神社です。境内には大久保長安記念館もあります。

『定本 大久保石見守長安—江戸幕府創世記を支えた総代官・年寄衆の功績—』は、その非常に多岐にわたる業績と活躍を、各地に伝わる数多の文書からつぶさに読み解いた、長安研究の決定版です。

新発見や新解釈も多分に含むこの本の発刊を記念した講演会も開催されるそうです。
大久保長安

◎「『定本 大久保石見守長安』出版記念講演会」

・日時:2月24日(土)13時30分開場、14時〜16時
・場所:八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)5F ホール(JR八王子駅
北口徒歩4分、東町5-6)
・講師:和泉清司先生(高崎経済大学名誉教授、日本史学者)
・主催:大久保長安の会、揺籃社
・対象:八王子の歴史に興味のある方ならどなたでも
・資料代:1000円(当日お支払いください) ※当日、新刊本の他、関連書籍を購入可能
・定員:100名(先着、2月15日までにメールにてお申し込みください)
・申込はメールで山崎さん宛にお願いします。
※講演会後、八王子駅前で3000円ほどの会費にて懇親会を予定
(定員約30名、参加希望の方は合わせてお知らせください)

大久保長安

大久保長安は、猿楽師・大蔵太夫十郎信安の次男として1545年に奈良にて生まれました。父・兄と共に猿楽師として甲斐を訪れると、武田信玄に気に入られて、兄と共にお抱えの猿楽師となり、その後武士になった経歴を持っています。
猿楽(さるがく)と言うのは「能」の事で、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も愛好していました。今で言う芸能人でした。

長安は信玄に気に入られ、役人として都市計画の仕事を任されました。八王子城が落城し、その城下町が東に移されることになった時に、甲州街道を整備し、その両側に横山、八日市八幡の三つの宿を移し、新しい「八王子」の町としたのです。

戦乱で八王子を離れていた人たちも新しい町に戻ってきました。今まで「八王子」と呼ばれた八王子城の城下町は後に「元八王子」と呼ばれるようになりました。
小門(おかど)宿(現在の小門町)には長安の陣屋が設けられ、関東十八代官とともに、八王子だけでなく関東の統治を行いました。牢屋もあり、警察の役割も果たしました。産千代稲荷神社がその跡地と言われています。江戸の守り口として旧 武田家家臣らを中心とした武士集団を組織、警備にあたらせました。八王子千人同心のはじまりです。現在の千人町には彼らの屋敷が立ち並びました。

大久保長安

大久保長安記念館内に保管されている肖像画

江戸時代、交通網が整備され、主要な街道には一里塚が設けられました。甲州街道の一里塚のうち、八王子には新町の竹の花などに設けられ、新町の竹の花公園に市指定史跡として、竹の鼻一里塚跡が残っています。
また、度々たびたび氾濫して大きな被害を出していた浅川には堤防が築かれました。千人町・日吉町から新町の辺りまで続く大規模なものです。

八王子市内も大きな被害を被った2019年の台風19号の折、八王子市内を流れる浅川は氾濫しかけましたが、溢れる寸前で持ちこたえました。
400年前の大久保長安による治水工事が活きたといえます。

【八王子市】タモリさんに大久保長安の偉業を伝えた鈴木泰さんが講師。歴史の知識がなくても楽しめる八王子街歩きの募集です

 

八王子を守り発展させてくれた大久保長安、もっともっと広く知れ渡って欲しいですね。

NHKの人気番組ブラタモリでは「八王子の原点『はじまりの町』をつくった大久保長安とは?」というお題で大きく取り上げられていました。

みなさんもこの本を通して、大久保長安の違う一面に触れてみてください。

講演会は先着100名の募集なのでお早めに申し込んでください。

八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)はここ↓

Feet and head

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