【八王子市】京王線が2026年に新型車を導入予定!最新技術を盛り込んだ、電通大と京王電鉄の感性AIも用いたキュートで安心な車両です
京王線に2026年、新デザインの車両が導入されます。
「安心して、ずっとのっていただける、やさしさを運ぶ車両を」
見るだけで笑顔がこぼれてしまうようなヘッドデザインは、X(旧Twitter)で2024年5月11日のトレンドに上がるほどの注目度で、人々に新鮮な驚きを与えています。
外観および客室デザイン
外観に関しては、車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現してあります。また、内装に関しても同様にラウンド形をモチーフとし、心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出するそうです。
「日本一安全でサービスの良い鉄道」の実現に向けて、「2000系」車両では、「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両をとの思いで作成されました。
全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」をコンセプトに掲げ、利用されている幅広い世代のお客さまや多様な社員の声から得られたニーズをAI等も用いて分析し、最もコンセプトにマッチする外観デザインや内装としたそうです。
子育て世代やシニア世代など、年齢や性別、また目的を問わず、あらゆるお客さまが安全・快適に鉄道を利用できるよう、5号車に京王電鉄初となる大型フリースペース(仮称)が設置されます。
また、従来より環境性能をさらに高める施策としてフルSiC素子を用いた新型のVVVFインバータ制御装置※1(京王7000系車両と比較し約20%の省エネ性能向上)を導入し、消費電力のさらなる削減や車両の軽量化を図っています。
加えて、「ナノイーX※2」方式の空気清浄機を各車両に2台搭載し、車内環境の向上を図るほか、DX推進のため次世代の車両情報管理装置を採用し、さらなる安全性の向上や鉄道オペレーションの高度化・効率化を推進しています。
※1京王電鉄は2012年に大手民鉄で初めて、全営業車両で環境性能の高いVVVFインバータ制御化を完了しています。
※2ナノイーXはパナソニック株式会社の商標です。
新型通勤車両「2000系」の導入について
1.車両形式2000系
2.導入両数40両(10両固定×4編成)
3.運行開始2026年初めを予定
4.製作会社株式会社総合車両製作所
5.車両の特徴
(1)コンセプト
「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」
(2)外観および客室デザイン
外観に関しては、車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現したそう。また、内装に関しても同様にラウンド形をモチーフとし、心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出しています。
京王グループの感性AI株式会社が提供する、人の感性を分析できるAIサービスも用いて、利用されている幅広い世代のお客さまや多様な社員の声から得られたニーズを分析し、最もコンセプトにマッチするデザインを採用したそうです。
(3)大型フリースペース(仮称)を5号車に設置
子育て世代やシニア世代など、年齢や性別、また目的を問わず、あらゆるお客さまが安全・快適に鉄道を利用できるよう、京王電鉄初となる大型フリースペース(仮称)を導入予定。座席を廃止することでベビーカーや車いすの方にとって利用しやすいエリアとし、加えて、子どもも夢中になれるような大型窓が設置されます。設置号車は車両乗降時にエレベータに近い5号車です。
(4)主な仕様
①安全・安心
リアルタイム伝送機能を持つ車内防犯カメラが各車両に4台設置されます。
車両代替新造により、全車両の通路が貫通した車両を導入し車両併結による非貫通車両の解消を図るほか、お客さまがトラブルの発生を乗務員などへ速やかに通報できるよう車内非常通話装置の双方向対話式化を推進するそうです。
②バリアフリー・快適性
・ 車いすスペースを各車両に1箇所設置するほか、開いているドアをチャイム音で知らせる装置が設置されます。
・ より多くのお客さまが吊り手を利用できるよう、ドア付近の吊り手が5個増設されます。
・「ナノイーX※」方式の空気清浄機を各車両に2台搭載し、車内環境の向上が図られます。
※ナノイーXはパナソニック株式会社の商標です。
③環境性能
消費電力の削減や車両の軽量化を図るため、従来より環境性能をさらに高めた低損失のパワーデバイスであるフルSiC素子※を用いた新型のVVVFインバータ制御装置(当社7000系車両と比較し約20%の省エネ性能向上)が導入されます。
※SiC(シリコンカーバイド)を用いた素子
④DX推進
車両機器を常に監視できる車両情報管理装置を採用し、車両不具合時の早期対応や、蓄積したデータを予防保全に活用し、さらなる安全性・安定性の向上とともに鉄道オペレーションの高度化・効率化が図られます。
京王電鉄株式会社 車両電気部 車両計画改良担当 大川 晶氏のAI技術導入へのコメント
今回、新造車両を企画・製作するにあたっては、お客様や社会から求められる新しいニーズを把握し、車両設計やデザインに反映していくために、お客様や車両部門以外の多くの社員にご協力をいただきながらの検討にチャレンジしました。感性AI様の分析や感性AIアナリティクスは、その過程で得られた多くのデータやデザイン案を、より深く、そして説得力をもって解釈する心強いツールとなりました。
お客様のニーズがより多様化・高度化する中で、感性を軸としたAI分析には、お客様自身も言葉に言い表しきれない視覚や触覚のニーズに応えていくことのできる大きな可能性を感じています。
アメブロを投稿しました。
『2026年新型通勤車両2000系導入のプレスリリース』#アメブロ #京王電鉄#新型車両
https://t.co/cHDB2YwarR— 坂本真樹 (@sakamoto_lab) May 10, 2024
2018年5月25日、京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された「感性AI株式会社」は電気通信大学発ベンチャーに認定された、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業です。
新しく導入される車両は、京王ライナーなどに使用されているシャープな印象の5000系に比べると愛嬌のある顔ですね。
もうじき試運転などで見かける機会もあるかもしれませんが、思わず手を振りたくなるような優しさあふれるデザインを早く見てみたいです。
京王線の一番大きな車両基地「若葉台車両基地」はここ↓