【八王子市】納得いく酒まんじゅうが出来なければ店を開けない。こだわり過ぎの「酒の子」そっと教えます

酒の子

今日は八王子市寺田町にある酒まんじゅう専門店「酒の子」をそっと取り上げます。

酒まんじゅうといえば、甲州街道を越えた神奈川県の相模湖付近(旧地名:津久井郡)の名物としても有名ですが、その付近から移住したり、お嫁に来る人が多かった八王子でも、昔はお祭りの際に酒まんじゅうをたくさん作り、家族で食べるだけでなく親族にも配っていたくらい人気のスイーツでした。

酒の子

今は手間のかかる酒まんじゅうを家庭で作る人もほとんどいないようですが、八王子市民のDNAには酒まんじゅうの優しい香りや素朴な甘さが刻み込まれているのか根強い人気があります。

酒の子では、昔ながらの手間暇をかけた本物の酒まんじゅうを今も作り続けています。

酒の子

この店主がとても親切でやさしいけれど、酒まんじゅうに関しては一切妥協を許さない星一徹のようなお方。

麹の発酵はとてもデリケートで、ちょっとでも酒まんじゅうの出来に納得いかないと販売しないというほどの凝りようなのです。以前、これは売り物にならないというものをいただいたことがあるのですが、素人の私には、見た目も味も食感も十分満足できる酒まんじゅうでした。

酒の子

米麹を発酵させた酒水と小麦だけで、こんなにツヤツヤした美しいお饅頭ができるなんて魔法のよう。

1個120円で、あんとみそがあります。

お店の玄関の暖簾と電気がついている時はあんとみその2種類がありますが、あかりが消えている時はどちらか1種類しかありません。暖簾がかかっていない時は品切れ閉店です。

酒の子

中にはこれまた丁寧に炊き上げたあんがちょうどいい量で入っています。

酒まんじゅうは糀の発酵力を利用して、小麦の皮を柔らかく膨らませています。
お酒のような香りはしますが、アルコールは含まれていません。酒まんじゅうからする香りは、麹が発酵した良い香りです。

酒まんじゅうは時間が経つと硬くなりやすいので、購入したらすぐに1個は食べてみてください。本物のおいしさがダイレクトに伝わってくると思います。

酒の子

こちらは中に何も入っていない「もると」一個70円と、みそ餡150円。

もるとはみそ餡を付けながら食べてもいいですが、パンのようにベーコンや野菜を挟んで食べるのもおすすめです。

ジャムやクリームとも合うので、コーヒーや紅茶のお供にも。

酒の子

固くなってしまった酒まんじゅうについての酒の子からのご案内

当店の酒まんじゅうは米麹を発酵させた 酒水だけを使って生地を練っております。

そのため時間が経過しますと、どうしてもかたくなります。

召し上がる前にもう一度約15分程蒸し上げて頂きますと風味が元に戻ります。

どうぞ素朴な昭和の味『酒まんじゅう』をご賞味ください。

酒の子

蒸し器がない場合は、炊飯器内の炊き上がったばかりのご飯の上にラップを敷いて、15分程度保温してください。また、固くなってしまった酒まんじゅうに天ぷらの衣を付けて、揚げて食べるのもおすすめです。

5年越しのお願いで掲載許可をいただいた酒の子。たくさんのお客さんに酒の子の酒まんじゅうを味わってもらうのも良いけれど、いつも購入してくれる地元の人の分がなくなってしまうのは忍びないので、そっと記事にしてくださいと店主さんから頼まれましたので、号外NET読者の方はすいませんが時間をあけてご来店くださいね。

酒の子はここ↓

Feet and head

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