【八王子市】八王子駅の昭和がまた一つ消えてしまいます。ありがとう「南口食堂」お疲れさまでした
近代的に整備された八王子駅南口。
八王子駅北口に比べるとシンプルでさっぱりとした印象の駅前ですが、この街の中にも歴史あるお店が何軒もあります。
南口は地元の人に愛されてきた、生活の中に溶け込んだお店が多くあります。
上の写真の信号の左側にある「南口食堂」も60年以上前から地元の人に愛されてきた定食屋さんです。
店内にはショーケースが置いてあり、好きなメインと副菜を一つずつ選ぶスタイル。メインの定食に一品小皿が付くという構成です。
ご夫婦で仲良く営む南口食堂では、激安の美味しい定食が食べられます。
例えば、肉野菜いため定食が650円、ハンバーグ定食も650円。
建物も価格も昭和です。
この南口食堂、2023年12月13日で閉店してしまいます。
昼時には行列もできる人気店ですが、最近は午後1時ごろに行っても品切れだったり閉店していたりで心配していました。店主さんにうかがったところ「体力的にきついので、もう閉める事を決めました」とのこと。
八王子駅には、南口が整備される前の国鉄時代に八王子機関区があり、多くの国鉄職員が働き南口食堂のような、今で言う社員食堂の代わりになるようなお店が何軒もあり繁盛していました。2026年秋には、八王子駅南口にあった医療刑務所の跡地に新たなアミューズメント公園「集いの拠点(仮称)」も誕生し、八王子駅南口はどんどん新しい風を受け変わっていきそうです。
南口食堂さん、長い間美味しい定食をありがとうございました。閉店後は疲れをとって、お元気でお暮らしください。
南口食堂はここ↓