【八王子市】町中のお稲荷さんは織物の八王子を見つめてきました。毎年日にちが変わる初午ですが2025年は2月6日(木)です

お稲荷さん

愛知県の豊川稲荷

2月の最初の午の日は「初午(はつうま)」と呼ばれ、稲荷神社では「初午大祭」が行われます。
八王子市は大きめな稲荷神社だけでも20ヶ所近くあり、個人の庭などにあるものも入れると数え切れないほどのお稲荷さんがいらっしゃる町です。

2025年の初午は2月6日の木曜日。

お稲荷さん

稲荷神社は五穀豊穣、家内安全、商売繁盛などを祈願する神社ですが、八王子の織物産業が盛んな頃は織物生産者や仲買などで巨額の富を得た人たちが、自分の機織り工場や家の敷地に益々の商売繁盛を願い、稲荷神社のお社を祀ったそうです。

そのため八日町や八幡町、八木町などかつての織物のまち八王子の中心部には、今も稲荷神社が、マンションや駐車場の片隅に祀られてるのを数多く探すことができます。

産千代稲荷

八王子市には八王子の礎を作ったことで愛される代官、大久保長安ゆかりの産千代稲荷神社が小門町に鎮座しています。

初午の日には稲荷神社に五色の旗が飾られ、お稲荷さまを管理している人たちが、初午か二の午に子どもたちにお菓子を配る慣わしがありました。

今も産千代稲荷神社では神事の執り行い、お囃子の披露などが行われ、盛大に初午を祭ります。

もちろんお菓子の振る舞いもあるそう。

産千代稲荷

昭和の子どもたちはお菓子を求め、あちこちのお稲荷さんを寒空の下走り回ったそう。現在の子どもたちも初午をきっかけに、地元の神様や町を知ると良いですね。

八王子中心部にある、お菓子を配るお稲荷さんの管理者は、お菓子の詰め合わせの作成を本町みずき通りのお菓子屋さん藤やに注文する方が多いそう。

クリスマス・お正月・初午・ひな祭りと、この時期は藤や店主のニューロティカ井上篤さんはお菓子の袋詰めで大忙しです。

しょうが祭りで有名な、江戸中期に活躍した力士、八光山権五郎(はっこうざんごんごろう)の石像が迎えてくれる新町の永福稲荷神社や、お酉様で賑わう横山町の市守大鳥神社、高尾山薬王院などでも初午大祭が執り行われる予定です。

また、市内の和菓子屋さんでは、いなり寿司を販売するところも多いようです。

大人はお菓子をもらえないところが多いですが、いなり寿司を食べて良い1年を過ごせるようお願いするのも良いですね。

産千代稲荷神社はここ↓

Feet and head

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