【八王子市】今年も八王子にツバメが飛んできたので、駅員さんがツバメにも人にも優しい装置を設置

つばめ

写真はイメージです

ツバメが今年もやってくる季節になりました。

通常は3月上旬頃にフィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどから日本各地に飛来し始め、4月頃の繁殖期を経て9〜10月頃まで日本で暮らし、寒くなると戻っていきます。

気候の良い日本で子育てを毎年しているということは、東南アジアにいるツバメはほぼ日本生まれなのかもしれません。

京王電鉄は、2025年もツバメが巣作りをする春から初夏にかけて、駅の設置可能な箇所に、ツバメのフン受け板を設置しています。

 京王電鉄ではツバメのフン受け板設置を、認定特定非営利活動法人バードリサーチの協力のもと、2014年度から実施しています。

ツバメの生息数は全国的に減少していて、天敵が近づきにくい人通りが多い場所として駅構内に巣を作るため、生物多様性施策の一環としてツバメの子育てに配慮することや、ツバメのフンがお客さまや施設の床に落下し、迷惑をかけないようにすることを目的に実施しているそうです。

ツバメ

上の写真は京王線長沼駅のツバメ(昨年の様子)

フン受け板には我が子の様子を見て世話をしている愛情深いツバメのイラストや、京王電鉄キャラクター「けい太くん」と「しんごくん」が描かれています。
 また、ツバメの生息地を守るこの取り組みはSDGs(持続可能な開発目標)の「15.陸の豊かさも守ろう」に貢献しているため、SDGsのロゴマークが掲載されています。

京王電鉄

京王線のツバメのフン受け板設置期間
4月~7月ごろ(ツバメが巣を作る時期を中心に設置しています)
設置目的 
・ツバメは天敵が近づきにくい人通りが多い場所に巣を作るため、その生息地を守る取り組みとして実施
・ツバメのフンがお客さまや施設の床に落下することを防止
※駅の形状、巣の位置によってはフン受け板を設置できない場合があります。
※フン受け板はフンの落下を完全に防ぐものではありません。
 
京王線

ツバメはホームにかかる屋根にも巣を作ることがあります。

ツバメの餌はハエやアブ、トンボやハアリなどの昆虫類だそうで、害虫を捕ってくれることから特に農家や商店主にありがたがられる存在です。

都会ではエサをとる環境や巣作りに適した家屋が減り、巣を作るツバメが減ってきているそう。

八王子にはまだまだ虫や鳥が暮らしやすい山や川が多くありますが、市街地には日本家屋が減り高層ビルが増えてきているのでちょっと心配です。これからも駅に来るツバメを大切に見守りたいですね。

高尾駅

こちらの写真はJR高尾駅北口に過去に設置されていたツバメのフン受け板。
八王子市内の京王線やJRの多くの駅にはツバメの巣があります。ちょっと上を見て探してみてください。

2000キロメートルもの距離を飛んで、どういう気持ちで八王子を選んでくれたのか聞いてみたいですね。

ツバメ

写真はイメージです

京王線長沼駅はここ↓


記事協力:京王電鉄

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