【八王子市】八王子の空に響く爆音。横田基地で米軍演習「ビバリー・モーニング26-01」実施中

横田基地

F-35A 写真はイメージです

今週に入ってから、八王子市内では航空機の爆音が一日に数回響く日が続いています。
低く長い地鳴りのような音が空から響き、曇り空の日には音がこもって聞こえるため、驚いた市民も多いようです。

この音の正体は、米軍横田基地(東京都福生市)で行われている航空演習によるもの。
アメリカ空軍第374空輸航空団は、10月14日から24日にかけて「ビバリー・モーニング26-01」という演習を実施しています。

この訓練は、有事の際に迅速に部隊を展開・対応できるよう、部隊の即応能力を高める目的で行われているとのこと。
期間中は、航空機の離着陸回数が増えるほか、拡声器によるアナウンスやゲートの一時的な閉鎖、通常より大きな騒音が発生する場合があるとしています。

米軍によると、これはインド太平洋地域における部隊展開能力の維持訓練の一環。
市内各地で響く轟音も、その訓練の影響とみられます。

演習は10月24日まで続く予定です。

横田基地

横田基地解放日の様子

北関東防衛局の発表

横田基地における演習の実施等について
横田基地広報部より以下のとおり情報提供がありましたので、お知らせいたします。

【情報提供内容】

1 演習の名称
ビバリー・モーニング 26-01
2 実施期間
令和7年10月14日(火)~同年10月24日(金)
(土日含む24時間体制)
3 目的
・地域における航空機運用の即応態勢の確認
・横田基地の全体的な即応態勢の確認

4 内容等

〇航空機の運用について
・演習の要件を満たすために24時間体制で運用されることがある。
・CV-22の参加予定はない。
〇PAS、GBS及び煙幕等の使用について
・PAS:10月14日から10月24日まで、1日に数回使用する。
通常運用時間(0600-2200)外に使用する可能性がある。
・GBS及び煙幕:使用する予定はない。

5 その他
・演習期間全体を通じて、全てのゲートで1日あたり最大約60分間のゲート閉鎖があ
るが、全てのゲートが同時に閉まるものではない。
・人員降下訓練を実施する予定はない。
・10月19日から10月25日までの一部訓練において陸上自衛隊第1師団が参加 予定。(移動日を含む) ・演習等の予定は、運用状況によって変更となる場合がある。 ・演習終了の通報を行う予定。

6 北関東防衛局における対応 北関東防衛局から米軍に対し、当該演習の実施に当たっては、安全対策に万全を期すと ともに、日米合同委員会合意を遵守し、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう配 慮を申し入れた。

(参考) ・PAS(Public Address System):パブリック・アドレス・システム 大音響の出る特殊なスピーカを使用し、サイレンや広報を行なう。 ・GBS(Ground Burst Simulator):グラウンド・バースト・シミュレーター 地上爆発模擬装置。金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させる。

 

ところで、アメリカのトランプ大統領が、10月27日から29日の日程で来日することが発表されました。
訪日中には日米首脳会談や天皇陛下との面会など、公式行事が予定されています。

トランプ氏の来日は今回が数年ぶり。以前は羽田空港ではなく、東京都福生市の米軍・横田基地に大統領専用機「エアフォース・ワン」で飛来し、大きな話題となりました。
もし今回も同じルートを取れば、再び八王子の上空を通過しての来日となる可能性があります。

当時は、エアフォース・ワンが多摩地域の空をゆったり旋回する姿を見ようと、多くの飛行機ファンが空を見上げたもの。
「またあの青と白の機体が見られるかも」と、早くも期待の声も聞こえてきます。

空の警備協力も政府から各機関に届いているようですが、まだ到着地の発表はされていません。

横田基地

エアフォース1 写真はイメージです

厚い雲が垂れ込めた天気の日の飛行演習は音だけが大きく響き、航空機の姿が見えないので不安感が高まりますが、24日までなのでしばしの我慢です。
横田基地周辺には普段見られない戦闘機などの写真を撮ろうとマニアも集まっているようです。

横田基地はここ↓

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