©️2020映画『ステップ』製作委員会

今公開されている映画「ステップ」八王子で撮影をたくさんされたそうで、ご近所が映っているかも。

【ストーリー】

主人公、健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。
結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日に揉まれていた。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる彼女と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。
保育園から小学校卒業までの10年間―――。子供の成長に、妻と死別してからの時間を噛みしめる健一。そんな時、誰よりも健一と美紀を見守り続けてくれていた義父が倒れたと連絡を受ける。誰もが「こんなはずじゃなかったのに」と思って生きてきた。いろんな経験をして、いろんな人に出会って、少しずつ一歩一歩前へと踏み出してきた。健一は成長を振り返りながら、美紀とともに義父の元に向かう。
そこには、妻が残してくれた「大切な絆」があった―――。

©️2020映画『ステップ』製作委員会

喫茶店のシーンは「珈琲や＆メルシⅡ」で撮影。注１

珈琲や＆メルシⅡは、横山町にある老舗お茶屋さん網代園の敷地にある『ajirochaya』の１階にあるお洒落なカフェ&レストラン。

ajirochayaは八王子で今、最も都会的でかつ八王子色の強いスポットです。

【原作】

「とんび」「流星ワゴン」など大切なものを失った家族の再生を描き続けてきた作家・重松 清さん。

めじろ台あたりにお住まいがあったようで、彼の作品には散田町やめじろ台の街並みがよく出てきます。

©️2020映画『ステップ』製作委員会

【主題歌】

秦基博さんの歌っている「在る」は、京王線のめじろ台駅近くの跨線橋付近で撮影されました。しっとりとした歌が静かな住宅街に合ってますね。

他にも、ポスターの撮影地はめじろ台南公園、北野にある打越土入公園もロケ地です。 

©️2020映画『ステップ』製作委員会

何を話しても、返事が聞こえなくなってしまった部屋。

その部屋の真ん中にある、消えない悲しみと寂しさ。乗り越えられない痛み。それでも娘は成長する。
やがて部屋には会話が生まれる。生活の音が二人分になる。
そうやって一歩一歩「育ってゆく」親子の姿を、ぜひ大きなスクリーンでご覧下さい。

家族がいる人も、一人暮らしの人も、誰もが心安らぐ優しさを感じられるお勧め映画です。

記事中に書いてあるスポットの他にも八王子のシーンが出ているか探すのも、違う映画の楽しみですね。

注１「ajirochaya珈琲や＆メルシⅡ」は現在「バーゼルajirochaya」になっています。

めじろ台南公園はこのあたり↓

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