【八王子市】高尾ニュータウン?電車に1歩で乗れるような超一等地に新居を構えました。それも集団で!
夜の京王線高尾駅のホームに降り立つと見慣れない工事用コーンが頑丈に設置されていました。
地面には危険を知らせる黄色と黒のストライプ。
なんと鳥の巣から落ちてくるフンに注意してほしいとの注意書き。
「ひなを拾わないで」という日本鳥類保護連盟のポスターも貼られています。「落ちたヒナがいても、羽が生えそろい、しっかり立って歩けるようなら、巣立った後のヒナに違いありません。うまく飛ぶことができなくても近くに親鳥がいてヒナに餌を与え続け、十分に育ったらひとり立ちしていける」とのことです。
来駅しているのはつばめです。
「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、温かく見守ってください」という駅員さんの言葉に、人気のない夜のホームで胸が熱くなってしまいました。
この注意喚起コーンの上には3つの立派な巣。全ての巣に子つばめたちがいるようです。
この3軒長屋の巣の右側に2つの巣が見えます。
左側にも3つか4つの巣が見えました。
全部で10個近くの巣があるようです。今や京王線高尾駅のホームは「つばめアパート」です。
一軒に5羽のつばめの家族が居るとしたら、およそ50羽!
みんな元気に巣立ってほしいですね。
上の写真は、2020年5月20日ごろの高尾駅南口の写真です。その時は駅構内のパイプの上に巣を作ったつばめがいましたが、今年はここには巣は作っていないようです。
風通しのよい高架のホームに新たな安心できる家を見つけたからでしょうか。
高尾駅北口にも毎年たくさんのつばめが来て、近くの会社や民家にも巣を作り、巣立ちのシーズンには町中を小さくてかわいいつばめたちが飛び回っている姿を見ることができます。
北口のつばめは6月の初旬に巣立ったようで、巣のあった場所には鳩がいました。
つばめの赤ちゃんは孵化してから20日程で巣立ち始めるそうなので、京王線高尾駅ホームのつばめに興味のある方は、早めに静かに見に行って下さい。
つばめはカラスや蛇などの外敵から身を守るために、人通りの多い場所に巣を作るそうですが、元気に巣立つまで、そっと驚かさないように見守って下さいね。また来年も会えるように!
高尾駅はここ↓