【八王子市】ハルさんが来ても来なくてもやっぱりいいお店。味わい深いコーヒーと時を過ごせるブリックス
2021年4月22日にNHKEテレで初放送された“ふるカフェ系ハルさんの休日”「東京・八王子 築100年・関東大震災を生き延びた蔵カフェ」に登場したBricks=ブリックス。
その後もNHKBSプレミアムなどで再放送されるなど、全国のテレビ視聴者からの関心も高い素敵なカフェです。
国道16号線沿いの片倉町にあるブリックス。大正時代は米蔵だったという煉瓦造りの建物は、重厚な美しさで今も人々の目をひきます。
この蔵のレンガの1個1個が、100年以上前からこの街道を見つめていたのだと思うと、歴史の重みをも感じます。
NHKの放送では、八王子で見つけた関東大震災でも崩れなかった強じんな工法のレンガ造りの建物。店内の梁(はり)や柱が見事なとっておきの蔵カフェの静かな店内に響くばい煎の音色。マスターこだわりの一杯に込めた思い。かつてレンガを大量生産していた八王子から横浜へ、レンガの蔵から物資が運ばれた。町の歴史を見てきた建物はひとりだけの時間をゆっくり味わえる大人のカフェへ。八王子にこんな所があったのか!という濃い内容でした。
お店に置いてある店主のコレクションは必見です。手回しの蓄音機など、見るだけでその時代の音楽が聞こえてきそうなオーディオ装置が、この蔵に住んでいます。
こちらは模型飛行機のエンジンだそう。素人目に見ても美しさが伝わってきます。
店主は若い頃からラジコン飛行機の魅力に取り憑かれ、精巧な飛行機を組み立て飛ばしている方です。小さなエンジンから大きなエンジンまで、ご自身で飛ばしていた飛行機のものから、コレクションとして手に入れたものまで貴重な品々が所狭しと並べられています。
このエンジンは、見る人が見れば思わず「おー!」と歓声を上げるほどの逸品だそう。
じっと見つめていると、素人目にも美しさが伝わってきます。
店内は1階と2階があり、この重厚な階段を登った先にある2階の席は、太い木材をふんだんに使っているからか、秘密基地感があります。
番組の中でハルさんが座ったのもこの2階席です。奥にはコーヒー豆の焙煎機もあります。
テーブルや椅子なども、店主が全てデザインから関わり合いオーダーしたものだそうで、ディテールの凝った作りも見るべき価値があります。
趣味が高じてカフェを経営しているような店主の淹れるコーヒーは、1口飲んだだけで「おいしい!」と言い切れる素晴らしさです。
選りすぐった豆をちょうどいい具合に焙煎し、ここから湧き出る地下水を使って1杯づつドリップしてくれます。
ブレンドコーヒー税込530円。モカブレンド税込630円。ココア税込630円。
お店の名物、シフォンケーキはたっぷりのとろとろクリームが添えられています。単品税込430円。
飲み物とセットにすると税込300円で注文できます。
小腹が空いている方にもおすすめなのが、チーズトースト税込480円。とろとろのチーズとパンの焼き加減が絶品です。軽めのアメリカンコーヒーにもとっても合いました。
コーヒーブリックスは、おいしいコーヒーと時間を味わえる素敵なカフェです。午後のひとときがコーヒーのように香り高く過ごせそうな大人の空間です。お子様のご来店はお控えください。
JR横浜線片倉駅から徒歩4分・京王線京王片倉駅から徒歩6分ほどです。
コーヒーブリックスはここ↓