【八王子市】八王子の名店「伊勢屋本店」は春爛漫。今しか並ばない春の美味しさを急いで買いに行きましょう
1928年(昭和3年)創業の、八王子市八日町にあるジャパニーズスイーツショップ「伊勢屋本店」
モダンなオレンジ色の壁と、店舗前の巨大なお団子のオブジェがトレードマークの、八王子の老舗和菓子店です。
伊勢屋は、昔ながらの製法による手作りの味を守り、甘いものはきちんと甘く、素材そのものの良さを引き出し、満足のいく和菓子を作り続けています。
昭和チックなお店のたたずまいと、白い三角巾を被った店員さん、白衣に白い帽子と長靴の職人さんが本当にいい感じにお店の雰囲気を作っています。
ちょっと皺のある紙に書かれた手書きのお品書きが、さらに美味しさを期待させます。
季節の変わり目は、いつも真っ先に和菓子店が告げてくれます。
桜いなり・桜もち・桜あんだんご。名前を聞いただけで春爛漫の香りがしてくるようです。
○の中に伊と書かれたマークが伊勢屋の自信と誇りを表しています。
伊勢屋は品揃えがすごいんです。
定番の和菓子から酒饅頭、カルメ焼き、お赤飯や助六寿司、八王子市天神町の小堀栄養納豆店のひきわり納豆を使った納豆巻きまであります。
伊勢屋は雛祭りや端午の節句などには長い行列ができる人気店。
普段でも、午後にはすでに売り切れてしまう商品もあります。
桜もちや道明寺、うぐいすもち、草もち、よもぎ饅頭など、季節を感じられる品が豊富です。
お茶席でも評判の良いねりきりも、いつも何種類か置いてあります。
伊勢屋は購入した商品を、奥のテーブルでいただくこともできます。無料のセルフのお茶は飲み放題です。
私は家に持ち帰り抹茶と一緒に道明寺を楽しみました。
桜いなりは、良い塩梅に塩出ししてある桜の花がアクセント。見た目がかわいいちょっとよそ行きのお稲荷さんです。
伊勢屋の昭和レトロ感は本物と感じさせるのは、この現役のそろばん。
ちゃちゃっと素早く正確に計算してくれるおばさんのたまをはじく姿は、今となっては文化財として登録したいほどの貴重なものです。
いつ寄っても変わらぬ味と接客の伊勢屋。ほっとするお店です。
ここに来ると、値段の安さも加勢して、ついついみんなにも分けてあげようと大量買いしてしまいます。
そしてそれを食べた人は必ず笑顔になる、本当の手作りの気持ちがこもったものを作ってくれているのが八王子の誇る伊勢屋のお菓子です。
八王子駅から歩くと10分ほどかかりますが、周りにも素敵な商店がたくさんあるのでお散歩がてらぜひ足を運んでみてください。
伊勢屋本店はここ↓