【八王子市】タモリさんに大久保長安の偉業を伝えた鈴木泰さんが講師。歴史の知識がなくても楽しめる八王子街歩きの募集です
大久保長安が八王子で行なった治水と利水とまちづくりは、NHKの人気番組「ブラタモリ」などでも取り上げられ、八王子のみならず全国的に関心を持たれてきています。
八王子のインフラの基礎を造った大久保長安に想いを馳せながら、のんびりとまち歩きができる催しの募集が始まっています。
【第1回 まち歩きで学ぶ大久保長安と八王子宿】
一つの宿場としては五街道でも他に類がない「十五宿」で構成される江戸時代の八王子宿。
現代の八王子市中心市街地に残る十五宿時代の拠点と文化財を巡りながらその繁栄の歴史を探ります。
大久保長安の、街づくりの一端に触れてみて下さい。
※令和5年度八王子市市民企画事業補助金事業
【開催概要】
2023年6月17日(土) 9時半~14時
・JR八王子駅北口階段下集合→9時半出発→子安神社→市守神社(お酉様)→竹の鼻一里塚跡→大義寺→八幡八雲神社→八日町交差点→伝法院→宝樹寺→水天宮→産千代稲荷神社12時半到着、昼食休憩後に大久保長安記念館でレクチャー
・講師は鈴木泰さん(大久保長安の会会長)
・資料代と保険料1000円(昼食は各自でご用意ください)
・大久保長安の会主催
最初に訪れる子安神社の湧水は「大明神の池」 と呼ばれ、常に豊富な水を湛え、涼を求める人達の憩いの場 として大切にされてきました。
八王子市が誕生した大正6年頃の明神町は、 浅川まで見渡せる田園風景が広がり、子安神社 の湧水が流れ出た小川には水車が廻り、 撚糸や精米に利用されていました。
子安神社付近は湧水が豊富で、水を利用する施設 としてかつては織物工場や織染学校、 繊維試験 場が立地し、八王子織物の礎を築きました。
上の写真は市守神社および、大鳥神社です。大鳥神社はお酉様の神社として有名ですね。
市守大鳥神社という名の一つの神社ではなく、2つの神社の祭祀施設です。
この神社も大久保長安と深い関わりがあります。長安が代官頭となって甲州街道を再整備し、街道中最大の宿場町「八王子十五宿」を作り、横山宿や八日市宿で「六斎市」という市が開かれるようになり、この市を守護する市神として倉稲魂命が奉斎されたのが市守神社の始まりだそうです。
現在は八幡八雲神社の兼務社であり、2月の初午には市守神社では例大祭が執行されます。
また、11月酉の日は大鳥神社が例大祭日とされ、境内では酉の市が開かれます。
ちなみに、酉の市専用の神社があるのは浅草の鷲神社と並び、大変珍しいそうです。
上は大久保長安陣屋跡のある産千代稲荷神社。
代官大久保石見守長安の陣屋内の鬼門除の守護神として創立されました。大木が繁り稲荷森と称され、神社に伝わる孤伝説等から安産福徳の神と崇拝されています。
左にある建物が大久保長安記念館です。
大久保長安記念館の中には、長安ゆかりの品物などが納められています。
今回のまち歩きを引率してくれる講師の鈴木泰さんは八王子特集の「ブラタモリ」でもナビゲーターを務めた本当に知識が広く深く豊富な方。
お話が面白く上手なので、歴史やまちの知識がなくても引き込まれ、自然と長安や八王子宿に理解が深まること間違いなしです。
お申し込み締め切りは6月12日(月)までです。
産千代稲荷神社はここ↓