【八王子市】市役所に転入届を出しに来た?街に近づくクマの気配。安全のためにもクマを見たい方は動物園に行きましょう
市内で、クマと思われる野生生物が目撃されています。ご注意ください。
以下は、メールけいしちょうの内容です。
令和5年(2023年)12月7日午後5時ころ、八王子市浅川沿いの清川河川敷広場付近で、クマと思われる野生生物が出没しました。
☆ 不要な外出は控えて下さい。
メールけいしちょうは、警視庁 生活安全総務課が主に不審者や犯罪発生について発信しているので、クマ出没による配信は極めて稀なことです。
今回クマが目撃されたのは八王子市役所から500メートルほど離れた清川河川敷広場です。
12月7日の夕方5時ごろ住民が、川沿いの茂みに野生動物がいるのを発見し警察に届け出ました。八王子警察署の」警察官が来た頃にはクマは見つかりませんでしたが、住民が写したスマートフォン動画にクマの姿がバッチリ写っていたそうです。
目撃現場の清川河川敷広場から上流に行くと北浅川があり、工場や団地が多い楢原町につながっています。
北浅川の源流は恩方なのですが、明るく軽やかなイメージのある南浅川に比べると、北浅川は草も生い茂り山深い落ち着いた印象です。写真の奥は東京都で唯一の村である檜原村や奥多摩町の奥の山々です。
クマが目撃された清川河川敷広場を上流に遡ると、230万年前のハチオウジゾウの化石が発掘されたメタセコイアの化石林もあります。
その先には東京天使病院や住宅街のキャンプ場「八王子市こどもキャンプ場」などもあり、クマとは遭遇したくない場所ですね。
今年は河原の草が特に元気に育っていたように思います。
クマが山から川伝いに街に来にくくするために、草刈りも大切なのですね。
クマの被害に遭わないように、川沿いのジョギングや河川敷広場での散歩や遊びは極力避けた方が賢明です。特に夜間は近づかないようにして下さい。
多摩動物園には1頭のツキノワグマが展示されています。
クマを見たい方は動物園に観に行きましょう!
2015年に上野動物園からやってきた「ソウ」くん(オス)です。クマは警戒心がとても強い動物だそう。動物園生活に慣れるのには長い時間がかかったようです。
[動物園のツキノワグマの説明]
生息地:日本(本州、四国、九州)の山地の落葉樹林地帯や低木地帯
体の大きさ:体長約1.4m、体重80〜150kg
えさ:雑食性で、木の葉や根、どんぐり、昆虫、ハチの子、サナギ、魚などを食べます。動物園では、りんご、パン、クマ用ビスケット、魚などをあたえています。
特徴:中央アジア、ヒマラヤからアジア東北に分布するアジアクロクマの亜種の一つです。胸に月の輪のかたちの白斑があるため、この名がありますが、なかにはこれがないものもいます。野生では冬に穴ごもりをして、メスはその間に2頭の子どもを産みます。中国、四国では数が減少し、九州では絶滅寸前になっていると考えられています。
山からは少し離れている八王子市役所ですが、動物たちも八王子の暮らしに憧れて市役所に転入届を出しに来ようとしているように思えるほど、野生動物が近づいて来ています。
しばらくの間は、不要に河川敷には近づかないようにして下さい。
清川河川敷広場はここ↓