【八王子市】今年初めて食べるかき氷は「町屋カフェ金多屋」で決まり!黒糖と生姜が大人な私にジャストフィット
梅雨が明けると、あの八王子の暑い熱い夏がやってきます。
花火にお祭り、そしてかき氷。
屋台のカラフルなかき氷も捨てがたい魅力がありますが、今年初のかき氷は、八王子市横山町の「町屋カフェ金多屋(かねたや)」で。
町屋カフェ金多屋は、商店だらけだった昔の八王子を思い出させる、一軒家のお店です。
明治45年(1912年)、まさに明治から大正に時代が変わる年に誕生した酒屋「金多屋」が営業していた建物を引き継ぎ、おしゃれなのに居心地の良いカフェにしてくれました。
町屋カフェ金多屋は、戦後復興の最中に再建築された築70年を越える歴史ある建物を利用しています。
100年近く酒屋として町に溶け込んできた金多屋は、平成20年(2008年)に、長い歴史にひとまずの終止符を打ちましたが、その佇まいに惚れ込んだ建築デザイン事務所の「株式会社楓設計室」が、新たな息吹を吹き込み運営しています。
メニューは丁寧に淹れられたコーヒーや、旬の野菜をたっぷり使ったランチなど、心も体も欲しがるジャストグッドなメニューが揃っています。
大人気のランチは数量限定なので、早めの時間の来店がいいかもしれません。
そして今回のお目当てのかき氷。
全てのかき氷に、手作りした金多屋のオリジナルシロップが使用されています。
7月からのかき氷シーズンは美味しい涼を求める方も多いので、混雑時には譲り合いの精神であまり長居はしないようにしましょう。
と言っても、居心地良いカフェなので時が経つのが早いんですよねー。
今回注文したこちらは、町屋カフェ金多屋の看板かき氷と言えるほどの人気を誇る「黒糖しょうが1300円」。
たっぷりの生姜とバニラアイス、黒糖ときなこのハーモニーが、信じられないくらいの奥深い美味しさを醸し出しています。
生姜の辛味は抜けているので辛くはないのですが、その風味は上等品という感じ。
大人のための、ご褒美かき氷に認定したいと思います。
大きなかき氷は苦手かなと思っていたのに、氷の溶ける間もなく完食してしまいました。
店員さんの、美味しいコーヒーを淹れたいという気持ちがこもったようなコーヒーもオススメです。
セットで付いてきた、小さなブラウニーがまた美味しい!
町屋カフェ金多屋は、主人(あるじ)が住みながら営んでいた商店の昭和を生き抜いた風情があちこちに見られます。
さすが、気鋭の建築事務所がリノベーションしただけあって、昭和の建物が温かな雰囲気を残しながらも、おしゃれで機能的に変身しています。
かき氷で冷えたお口には、やさしい口当たりのお茶が供されます。
お店のスタッフのほとんどが、子育て・介護等で日々家族を支えているお母さんとのこと。
メニューにも接客にも思いやりが感じられ、ありがたい気持ちにさせてくれます。
街歩きのひとときや、お仕事や家事の合間のほっとしたい時にぜひお寄り下さいね。
「町屋カフェ金多屋(かねたや)」はここ↓