【八王子市】新たな水辺の遊び場「高尾山ふもと公園」は思いやりと工夫が詰まった素敵な親水公園です
梅雨の晴れ間の朝7時過ぎ、あまりの暑さに水辺を求めて「高尾山ふもと公園」に行ってきました。
ここは、東京都が実施した案内川防災工事に合わせ、八王子市が高尾山口駅前の広場を一体的に整備した2024年4月に完成した新しい親水公園です。
場所は京王線高尾山口駅の真ん前。
平日の早朝にも関わらず、すでに多くの登山客で駅は賑わっています。
この高尾山ふもと公園は2018年から、案内川沿いの水辺空間やまちなみ景観のあり方等について八王子市が地域住民・地元事業者との議論を行い、地元で暮らす住民と登山客や観光客の動線を確保しながらお互い気持ちよく過ごせるようにと整備されました。
来訪者の待ち合わせ広場としての機能と、通勤や通学で高尾山口駅を使う地元民が、お互いストレスなく行き交い、また交流できるように、ゆったりした空間になっています。
たくさんの木のベンチでは、登山の準備をする人が便利に利用する様子があちこちで見られます。
京王線高尾山口駅に設置され大好評な靴洗い場は、ハイシーズンには大行列ができますが、高尾山ふもと公園にも新たに2基の靴洗い場が設置されました。
ブラシやバケツも用意され、登山客からはとても好評なおもてなしスポットです。
ちなみに、高尾599ミュージアムの表玄関横と裏口横にも靴洗い場があるので、混雑時にはそちらも利用して下さいね。
さて、案内川の川面はこんな感じ。水深が浅いのでちょっと足をつけたり、小さな子供に水遊びさせるのにもちょうど良さげです。
水は冷たくきれいな感じでした。
日差しが強くなければこの石段に座り、ランチをしたり音楽を聞いたり読書をしたりと楽しみが広がりそうですが、朝8時前というのに汗が滴るほどの暑さで長居は無理でした。
少し登った所にはライオンズクラブ(八王子市内には5つのライオンズクラブがあり、災害時の被災者支援活動などで八王子市社協と協定を結んでいます。)が寄贈した素敵な石のベンチが設置されています。
こちらは高尾山599ミュージアムへの案内板も兼ねて、観光客のスムーズな移動を手助けする役目も兼ねています。
昔の観光地のようだった高尾山口駅前付近は、最近新しいショップも増え洗練された感じになりつつありますが、古いお店と住民と観光客、そして高尾山のことを考えた八王子市の整備は注目すべき点がたくさんあります。
これからもインバウンドを含めたくさんの人が訪れそうな高尾山口。観光客と住民、お互いが気持ちよく過ごせる街は良いですね。
高尾山ふもと公園はここ↓