【八王子市】まずは北野駅から。京王線のホームドア、八王子市内の駅に2026年度から次々運用される計画です
京王電鉄は、さらなる定時運行、駅ホームにおける安全性向上を目的として、井の頭線は2020年代中頃、京王線は2030年代前半にホームドアの全駅整備を行う計画をたてています。
現段階での京王線・井の頭線各駅のホームドア整備スケジュールについては、以下を予定しているそうです。
また、ホームドアの整備にあたり、東京都、各沿線区市町村の補助制度を活用し、また、整備推進に向けて国土交通省にて整備されている各種制度の活用等も検討して早期のホームドア設置に向けて進んでいくそうです。
電車の自動運転化の推進も
京王線ではこれまで、1日あたりの乗降客数が10万人以上の駅や、国際的なスポーツ大会の会場最寄り駅、ホームが狭くかつ輸送密度の高い井の頭線を優先して整備してきました。
そしてこの度、さらなる高度な安全、安心を実現させるため、お客様の安全性と列車運行の安定性確保の観点から、京王線全駅へのホームドア整備を決定。
ホームドアの整備に際しては、バリアフリーの観点から、列車とホームとの間の段差および隙間を縮小する対策も同時に実施しま す。またホームドア整備によりホーム上の安全性が向上することから、自動運転化の推進に向けて自動運転設備の整備工事に着手することも決定しました。
これにより、将来予測される生産年齢人口減少や働き方改革がさらに進行した事業環境下においても、鉄道輸送の安全およびサービス レベルを確保しながら持続可能な鉄道会社でいてくれそうです。
現段階での整備スケジュール
※1:駅におけるすべてのホームで供用開始が完了する年度を指します
※2:市況の変化や整備の状況などによりスケジュールが変更となる場合もあります
【参考1】ホームドア設置状況
ホームドア整備における工程について
ホームドアの整備は、測量・設計から最終調整まで、ホームドアの製作を含めて約2~3年をかけて行います。(ホームの構造によって年数は異なります)
ホームドアができると子ども連れの方や泥酔して足元がおぼつかない方などばかりでなく、混雑時や体調不安がある時なども安心してホームで電車を待てそうですね。
2020年、2021年とコロナ禍の影響で乗客が激減した京王線も、現在は乗客数も以前と同じ水準に戻りつつあります。
自動運転やホームドアなど莫大な費用がかかる事業も着々と進め、安全で安心な公共交通を提供してくれているんですね。