【八王子市】近未来生活!南大沢のセブンイレブンでは、雨の日も夜間も自動運転ロボットが品物をお届け
南大沢で国内最大規模※1の自動走行ロボット配送が始まりました。
〜信号や横断歩道も自動認識でスムーズにお届け〜
噂の近未来配送システム、自動走行ロボットによる『7NOW』の屋外配送が南大沢の2軒のセブンイレブンで始まります。

画像はプレスリリースより
LOMBYとセブン-イレブン・ジャパン、スズキは、2025年5月19日(月)から、八王子市の南大沢エリアで、セブン-イレブンの商品 お届けサービス『7NOW』で注文された商品を屋外型自動走行ロボット『LOMBY』でお届けする実証実験を開始しました。(終了予定は2026年2月です)
なお、この実験では配送先地点を指定せず、対象のセブン-イレブン2店舗を中心とした 南大沢エリア全域の個人宅(集合住宅の場合はエントランス周辺※2)等まで配送することから、国内の屋外 ロボット配送における配送可能エリアと対象戸数は最大規模※1 となります。
この実証実験は、少子高齢化や将来的な配送員不足などのさまざまな社会課題を背景に、お買い物が難しいエリアや状況における解決方法の1つとして、自動走行が可能なロボットによる配送を検討するものです。

画像はプレスリリースより
有効な手段として今後の実用化も見据え、1、セブン-イレブン店舗の約3,000 アイテムを配送できる実サービスである『7NOW』との連携、2、信号や横断歩道等も自動認識して配送できる点、3、スズキの電動車いすをベースとした台車(電動モビリティベースユニット)を活用した安全安心な走行を特徴としています。
南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多く、また、入居開始から 40年以上が経過して高齢化が進んでいます。そこで、実証実験の実施にあたって協力している南大沢スマートシティ 協議会とも連携しながら、地域の住民の利便性向上と、お買い物に伴う移動時の負担軽減につなげるものです。
ロボットによる配送の社会受容性やニーズを把握しながら実用化につなげるとともに、他エリアでのサービス展開を目指していくそうです。
※1 LOMBY社調べ ※2 一部の集合住宅は除く

画像はプレスリリースより
※ロボットでの配送を希望しない、もしくは、混雑等でロボットでの配送ができない場合は、配送業者にマッチング依頼が入り、通常配送に切り替わります。

画像はプレスリリースより
<スズキの電動モビリティベースユニットについて>
電動モビリティベースユニットは、スズキがこれまで培ってきた電動車いすの技術を応用した電動台車です。この台車を足回りとして、パートナーとなる企業が自動走行やAIなどの技術を組み合わせることで、さまざまな分野での課題解決をパートナーとともに目指しています。
<LOMBY(ロンビー)について>
LOMBYは、2022年4月に設立された、自動配送ロボットの開発・提供・サービス運用を手掛けるスタート アップ企業であり、配送ラストマイル領域の課題解決に取り組んでいます。2022年より LOMBYとスズキは、 スズキの電動車いすの技術を活用した自動配送ロボットの可能性の検討を開始し、2023年に共同開発契約を締結しました。
スズキは電動モビリティベースユニットの設計・開発を担当し、LOMBYは自動配送ロボットの試作、配送システムの開発、実証実験等を行っています。なお、LOMBYの研究開発はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業「革新的ロボット研究開発基盤構築事業」の支援を受けて開発を進めてきました。また、都内での検証では東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)として運用コストの検証も進めてきました。2025年度は量産に向け、NEDOディープテック・スタートアップ支援事業の支援を受け研究開発を進めていくそうです。

外から見る南大沢地区は若々しく、キラキラと新しい印象を今も放っているように見えますが、高齢者だけの世帯も増え、日常生活に不安を抱える人も多いと聞きます。
住区内は住宅団地が計画的に整備されたため、コンビニエンスストアの出店に適した幹線道路沿道の敷地が少なく、高齢者人口のコンビニ300mカバー率は、区部約86%に対し多摩ニュータウンは約40%となっているそう。
身近な日常生活サービスの提供の場が求められている南大沢でのコンビニエンスストアの自動走行ロボット配送は多くの方が期待していそうです。
セブンイレブン八王子南大沢店はここ↓