【八王子市】魚や鳥も生きにくそうな水のない南浅川・北浅川・浅川の浅川3兄弟の乾きっぷりを見て来ました

八王子市内を流れる南浅川から水が消えているという話を聞き早速見に行ってきました。
八王子の2025年12月の降水量は34.0mm、2026年1月の降水量が0.5mmとなっていて、過去30年間の八王子の平均降水量の 12月53.1mm、1月54.1mmに比べると、かなり少ないことがわかります。ちなみに2月の過去平均降水量は46.1mmとなっています。(参照:国土交通省気象庁ホームページ)
まず見に行ったのはJR高尾駅近くの陵南公園の横の南浅川橋。

本当にカラカラ!水が一滴もありません。
これはピンチです。魚も鳥も困っていることでしょう。

2024年のいちょう祭り
上の写真は同じ場所の2024年の11月の写真ですが、このように普段はかなりの水が流れています。

2025年のいちょう祭り
上の写真は昨年の11月の同位置ですが、いちょう祭りで八王子市消防団が子どもたちに放水体験をさせるために水を引くためのホースがかなり遠くまで伸びているのが確認できます。

南浅川白山神社付近
この水の無さは大変かも!と思い上流へ行ってみました。水が湧き出ているようですが、流れは弱い感じです。

南浅川浅川市民センター裏
浅川市民センター裏の河川では南浅川防災工事が行われていました。

2023年9月南浅川浅川市民センター裏
この場所は大きな滝のような景色が見られるいつもは水量が多い景勝地です。

南浅川高尾警察署裏付近
再び下流に行くと、梅の花が満開で良い香りを漂わせていました。
南浅川では、水が少ない時期になると、深み(淵)橋の下の影伏流水(川底の砂利の下)湧水が出ているポイントに生き物が集まって耐えている状態になります。
特にドジョウ、ヨシノボリ、小型のハヤ類、カエルの幼生などは、水が少なくなることに比較的強い種類です。
水が見えなくても、川底の下で生きているケースは多いとのことです。

南浅川横山橋付近
横山橋付近も水はほとんど無く、枯れ草が風に揺れています。

南浅川横山橋付近
伏流水のある南浅川では生き物が隠れている可能性が高いのですが、最近は水が少ない状態が長く続いているので心配です。
エサが減る・酸素が不足しやすい・水温変化が激しいといったストレスが、生き物にじわじわ効いてきています。
また水が途切れてできた孤立した水たまりでは、水温が上がる→酸素がなくなる、また、浅瀬は鳥や猫に狙われやすいため、魚が死んでしまうこともあります。
見かけるとつらいですが、自然の中では起きてしまう現象でどうすることもできません。

南浅川水無瀬橋付近
水無瀬橋から下をのぞくと、水無のはずが水がありました。

城山川五反田橋
五反田橋付近で浅川に合流する城山川の支流には水が溜まっていて、たくさんの鳥の姿を見ることができました。

城山川五反田橋付近

泉町湧水群
この付近には遊水池もあり、こんこんと綺麗な水が湧き出ています。

北浅川八王子市営住宅 泉町住宅付近
南浅川と共に浅川に流れ込んでいる北浅川にも行ってみました。
河原に造られた「おかって農園」は冬のせいか農作物はほとんど見られません。

畑に残っている大根もカラカラです。
ここいらの北浅川も水の気配はかなり薄い印象です。

北浅川 浅川渓谷
八王子のグランドキャニオン「浅川渓谷」には少なめながら美しい水辺の風景を望むことができます。
水のある景色に、しばし癒されます。

北浅川 松枝橋
北浅川下流の松枝橋では河川の大掛かりの工事をしたためか、コンクリートの川底が見えています。

北浅川 松枝橋付近
水が溜まっているところもありますが、流れはほとんど確認できません。

浅川 八王子市役所付近
南浅川と北浅川の水が流れ込んでいる八王子市役所付近の浅川にやってきました。

浅川 八王子市役所付近
南浅川・北浅川・浅川は、雨が降る→ 数時間〜半日で水が戻る→ 生き物が一気に広がるという回復力のある川でもあります。
「カラカラ → 一気に復活」これを何度も繰り返してきたのが3本の浅川兄弟です。

画像提供:東京都水道局
冬のカラカラ天気が続く中、南浅川など浅川流域では水量の少なさが目立っており、東京都は歯みがきや洗濯など身近な場面での節水を呼びかけています。雨が降ることを願いつつ、火災予防やインフルエンザも気にしながらこの冬を乗り越えましょう。
訪れた場所は下記マップを参照してください。






