【八王子市】この春から運用する、多摩美術大学の女子寮が素晴らしすぎる

多摩美術大学は、八王子キャンパス隣接地に女子学生寮「多摩美オリーブ館(TAMABI OLIVE DORM)」を建設。このたび無事竣工しました。これは多摩美術大学では初めてとなる大学直営の学生寮で、2021年4月から運営を開始します。

多摩美が八王子市鑓水に敷地面積152,900.38平方メートルのキャンパスを作った50年ほど前には、市内の町内会や婦人会などが、新しい時代の最先端をいく多摩美術大学に招待され、バスに乗ってこぞって見学ツアーに行ったそうです。

さすが多摩美術大学。先進的なデザインの八王子キャンパスは今でもとても美しく、多くの優秀なクリエーターを生み出しています。

多摩美術大学寮

写真はプレスリリースより

多摩美オリーブ館は、地上5階建ての鉄筋コンクリート造で、2つの円弧が向かい合い、中庭には風が抜けるように設計されている寮です。

多摩美術大学寮4

写真はプレスリリースより

1階にはダイニングやホール、セミナー室などの共用スペースがあります。学生の寮室は2階から5階の全186室で、勉強机・ベッド・ユニットバス・トイレ付き。勉強机は寮室で作品を製作する時の作業台にもなるように作られています。各階には学生が自由に使えるランドリーとキッチンスタジオがそれぞれ備えられ、学生が快適に過ごせるような空間設計となっています。

多摩美術大学寮2

写真はプレスリリースより

設計のポイントについて / 田淵 諭(多摩美術大学キャンパス設計室長、環境デザイン学科教授)
建築の外観は緩やかなカーブを描く特徴的な佇まいで、上空から見ると木の葉の形をしています。風通し・採光・換気という自然のめぐみをかたちにすることを設計コンセプトとしています。敷地にそよぐ風が2棟の間から中庭に抜けるように、またどの寮室も太陽の日射しを心地よく受けられるように建物が配置されています。1階は中庭に面した吹き抜け空間で、緩やかな階段やスロープでダイニングにつながっていきます。この空間にはいろいろなテーブルや椅子が配置され、食事以外にも寮生のコミュニケーションや思索の場として使われます。また、各寮室の勉強机は作品を製作する時の作業台にもなるように作られており、簡単に折りたため、寮室での大きな作品づくりを可能にしてくれます。美大生に求められるフレキシビリティーな寮室となっています。

多摩美術大学寮3

写真はプレスリリースより

すっきりとシンプルでいて機能的な部屋は、美大生の制作の力を育んでくれそうです。「芸術は爆発だ」を知っている人からしたら、美大生がきちんと管理された安心安全な空間に住むのは意外かもしれませんが、こんな素敵で安全な寮が大学のすぐ横にあれば、親御さんも安心して送り出せますね。

★多摩美オリーブ館 VRツアー★
360°カメラで撮影したオリーブ館の内部を疑似体験できます。

寮の外観は多摩境通りから見えるようです。

多摩美術大学はこの辺り↓

Feet and head

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