【八王子市】駐車場の片隅の高級出汁しか売ってない自動販売機。中には焼き魚がまるまる1匹入ってる!
JR八王子駅北口の駐車場の前にびっくりする自動販売機を見つけました。
ペットボトルに入った2種類のだしだけが、1本700円でジュースの自動販売機のように並んでいます。
だし道楽とは、広島県江田島にある二反田醤油が製造する、万能調味料だそうです。
二反田醤油の歴史は、広島の瀬戸内海に浮かぶ恵み多き島、江田島にある小さな醤油屋にはじまり、平成3年に開業しました。
時代の移りゆく中、醤油から使い勝手の良い「だし」に着目したそうです。
穏やかな瀬戸内海の気候の中、素材・製法にこだわった、新しく使い勝手の良い商品を造りたいという強い想いのもと「だし道楽」は生まれ、全国のだしにこだわる方々に気軽に手に入れやすいように自動販売機を備えることにしたそうです。
多摩地域には6箇所しか設置されていません。八王子市内ではここだけです。
「7から8倍に薄めてうどんだしに」と書いてあるので、かなり濃い目のだしですね。それなら1本700円は高くないかも。
ということで、勇気を出して焼きあごのだしを買ってみました。
家でまずTKG=卵かけご飯に数滴。いつもは市販のだし醤油で食べているのですが、それよりも香りがすっきりしていて卵にコクが出た感じがしました。
うどんのつゆにもおすすめとの事なので、普段使っている顆粒のだしの素は使わずに、あごだしを入れてみました。お醤油や味醂を入れなくてもかなりいい味がします。減塩生活にもいいかもしれません。
24時間いつでも買えるし、次は鰹節の入った方も買ってみたくなりました。
ペットボトルの中に昆布や焼きあごの素材がそのまま入ってることでインパクトがありますね。
長崎県近海で漁獲される「とびうお」のことを「あご」と呼び、炭火で焼いたものを最高級のだしとして珍重してきたそうです。近頃は八王子でもあごだしラーメンを出しているお店もあり人気です。
この自販機のだしは、戦前から引き継がれた醤油製造の製法を元に作られ、薄口醤油をベースにペットボトルの中に長崎県平戸産の炭火焼きあごを丸々1匹入れることで、独特の旨みがダシに広がっています。炭火であごを焼いているので魚の臭みもなく、あっさりとした甘めの味はうどん、そうめん、鍋物、煮物、炊き込みご飯、卵かけご飯など様々な料理に合うようです。
ペットボトルの中の魚は、オーブンでこんがり焼いて粉末にすれば、「ふりかけ」としても利用できるそうですよ。
八王子駅にも京王八王子駅にも近い場所に設置されているので、興味のある方はぜひ買ってみてください。
だしの自動販売機はここ↓