【八王子市】今年は「バケツ稲づくり」にチャレンジ!学校・子供会などだけではなく、個人でも申し込めます
小学生の頃体験した方も多い「バケツ稲づくり」
JAグループでは「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、次代を担う子どもたちに、日本の主食であるお米や、農業への関心と理解を深めてもらえるよう、バケツを使って手軽にお米づくりが体験できる「バケツ稲づくり」事業を令和4年度も実施するそうです。
種まきから収穫、脱穀、そしてお米を炊くところまで、誰でも簡単にできるのが特長。関連資材をまとめた「バケツ稲づくりセット」=写真を、全国の小学校・幼稚園・保育園などの教育機関、ご家庭等に無償(送料別途)で提供してくれるそうです。
学校では、総合的な学習の時間や社会科の食育教材として、家庭では、昔の田園風景を伝える家族団らんのツールとして活用されています。
このJAのバケツ稲づくりセット配布数は、平成元年の事業開始から昨年度までの実績で1,093万セットを超えたそうです。
■学校やご家庭のベランダでお米づくりを体験してみませんか
希望する学校や幼稚園、保育園、認定こども園、子ども会などの教育機関、公共施設、公益法人、自治会など団体からの申込受付は、令和4年1月11日(火)より開始します。
個人からの申込受付は、令和4年3月7日(月)より開始します。
令和4年(2022年)の配布は、27万セットをご用意しています。配布予定数が無くなり次第、受付終了となります。ぜひ、お申し込みくださいとのこと。
この事業は国産農畜産物の消費拡大を目指すJAグループの『みんなのよい食プロジェクト』の一環として実施しています。 |
バケツ稲づくりに積極的に取り組んでいる、八王子市立横山第一小学校の声が紹介されています。
(東京都)八王子市立横山第一小学校
新米の時期に市内の水田で収穫されたお米を、学校の給食で食べていたことを栄養士さんから教わりました。「総合的な学習の時間」で、日本人の主食であるお米作りへの興味を深める中で、バケツ稲の存在を知り、5年生105人で取り組みました。実際にバケツで稲を育てるにあたって水位を保つことの大切さや、時期によっては土を乾かす必要があることなど、自然や科学についての観察力や知識を自ずと身に着けることができたようです。
児童からは「普通に食べていた米ができるまでには、すごく時間がかかって努力が必要だと分かった」「水田は、ずっと水が溜まっていると思っていたが、根を丈夫にするため、土を乾かすことが必要になることは初めて知った」「こんなに育てるのが難しいお米を、大昔から育ててきた日本人はすごい」との感想が多く寄せられました。
指導する教師側も、次の工程に進むための天候や状況を見極めるのが難しく、試行錯誤しながら進めました。まさに児童も教師も、お米作りの難しさと先人の偉大さを、共に実感した貴重な体験となりました。収穫したお米は、栄養士さんとどうやって食べるか相談中です。
~バケツ稲づくり栽培のスタート限界時期について~
バケツ稲づくり事務局では、通常5月上旬の栽培開始(芽出し)を奨励していますが、気象状況が温暖で温かい日が続いていれば6月上・中旬から栽培を始めても、秋に実が入るまで育てることができます。
バケツで育てる稲からは少量のお米しか採れませんが、手塩にかけたお米はひときわ美味しく感じること間違いなしです。
バケツは100円ショップで手に入れることもできますし、家にある耐水性の箱などでも代用できます。今年は是非とも、お米作りを体験してみてください。