【八王子市】祝!世界に誇る「八王子車人形」いよいよ日本の重要無形民俗文化財へ指定されそうです!

車人形

写真提供:八王子車人形西川古柳座

八王子市が世界に誇る伝統芸能「八王子車人形(はちおうじくるまにんぎょう)」が、国の重要無形民俗文化財にふさわしいものとして、令和4年1月21日(金)、国の文化審議会より文部科学大臣に答申されました。
今後、官報告示をもって正式に指定される予定だそうです。

八王子市に所在する文化財としては、国の重要無形民俗文化財の指定は初めてです。とても誇らしいことですね。

国指定を祝して、「桑都日本遺産センター 八王子博物館」(愛称はちはく)では、2022年2月11日(金)から3月31日(木)まで、八王子車人形に関する記念展示を開催するそうです。。

車人形

「車人形」八王子市
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八王子市では、平成29年(2017年)度から令和元年(2019年)度の3年間にわたり学術調査を行い、その成果をまとめた「八王子車人形」(東京都無形文化財、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)の報告書をもとに、国の文化審議会は2022年1月21日、八王子市の伝統人形芝居「八王子車人形」を国重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学相に答申したそうです。

八王子市では、調査及び報告書作成にあたって、文化庁の国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金を活用したそうです。(令和2年3月発行、市内図書館、市役所1階市政資料室、八王子市郷土資料館で閲覧可能です)

この、市が3年かけて作成した「八王子車人形調査報告書」は372ページに及び、八王子車人形の価値と地域への浸透が描かれている貴重な報告書です。

 

八王子車人形は、江戸の伝統を今に伝える貴重な郷土芸能であり、また八王子市の日本遺産ストーリー「桑都物語」の構成文化財でもあります。

文政8年(1825)に現在の埼玉県飯能市に生まれた初代西川古柳(にしかわこりゅう)(山岸柳吉)によって、江戸時代末に考案されました。
文楽系の三人遣いを、「ろくろ車」と呼ばれる車をおさめた箱に腰掛けて操る一人遣いに改良しました。右手で人形の右手、左手で人形の左手と首、さらに指で目・口・眉まで動かします。人形が舞台に直接足をつけて演技が出来るため、独自の躍動感が生まれます。このような構造は世界でも類がないといわれています。
平成8年(1996)には国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選定されました。 いちょうホール

八王子車人形 西川古柳座公演 集大成シリーズ
第十一回公演 古典をつなぐ車人形

2022年3月4日には、いちょうホールで行われる「古典をつなぐ車人形」公演が予定されています。

【出演】

 八王子車人形西川古柳座

 新内浄瑠璃/鶴賀若狭掾(人間国宝)
 三味線/鶴賀伊勢吉

 義太夫/竹本乾太夫
 三味線/ 野澤仁一郎

 【演目】

  1部:「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛内の段」( 義太夫 )
  2部:「芝浜」( 新内浄瑠 )

2022年 03月04日(金)
開催時間 開演15:00(開場14:30)
会場 いちょうホール
大ホール
チケット販売開始日
  • 2022年 01月08日(土)
  • 2022年 01月15日(土)
チケット料金 <全席指定>
一 般/4,000円
友の会/3,600円
入場制限 未就学児入場不可

八王子市が世界に誇る車人形。いっときは演者も少なくなって今後を心配されたこともありましたが、現在は多くの力強い若者たちも練習に、公演に日々勤しんで八王子車人形を支えています。

人形の動きの素晴らしさはもちろん、思わずクスッと笑える場面や感動するシーンに釘づけになる公演です。お時間の合う方は、ぜひご覧になってみてください。

八王子いちょうホールはここ↓

Feet and head

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