【八王子市】高尾山の火渡り祭りを見に行ったらあまりの熱さにびっくり!世界平和を祈ってきました
高尾山の山伏の水の行・火の行の荒行のうち、火の行を一般公開した「高尾山火渡り祭り」
山伏が諸願成就を祈りながら火の上を歩くところがクライマックスで、信者のほかに、一般の方も参加できるダイナミックな火渡りを、2022年3月13日に見学に行ってきました。
会場は普段は交通安全の祈りがされる、ふもとの自動車祈祷殿広場。
セレオ八王子をはじめ市内各所でも受け付けていた、願いを込めた撫で木や御壇木が数えきれないほど並んでいます。
「阿字門の儀」、「床堅の儀」などのさまざまな儀式が行われ、いよいよ点火されます。
すぐにもくもくと煙が上がり、火が見え始めました。
あっという間に大きくなる炎。法螺貝の音が響きます。
山伏たちが走りながら、桶で炎に水をかけています。
火の熱がこちらまで伝わってきます。最初は真夏の日向のような暑さでしたが、すぐに顔が焼け焦げてしまいそうな熱さに!
山伏たちからは汗が噴き出ています。
火から近い報道スペースにいたテレビ局のクルーたちも、熱さに後退りしていました。
みなさんから預かった撫で木を炎の真ん中に投げ入れていきます。
炎の勢いは落ち着いてきましたが、まだまだ熱い風が吹き付けて来ます。
湯加持(ゆかじ)。熱湯を木の葉で体にかけています。大釜にて湯を沸かし水天と同体となった行者が熱湯で其の身心を清める作法だそうです。
水飛沫がこちらにも飛んできましたが、熱はもうありませんでした。
いよいよ火渡りです。一番手は佐藤貫首。裸足でまだ炎の出ている上を渡ります。
後に続く山伏たち。悠々と歩く姿に、もう地面は熱をもってないかと思うけれど、実はまだ熱々。火の燃え盛るような熱さだそうです。
一般の方が渡る前には、山伏が葉が付いた木の枝などで通路の熱を冷ましますが、かなりのスピードで駆け抜ける方が多いです。まだまだ油断できない熱さのようです。
2022年は感染症予防のために火渡りは1000人のみでした。
みなさんに願いを聞くと、健康や家内安全などと共に世界の平和を願う方が多い印象。
弓や刀、斧などを使った儀式や大きく上がる炎など、ダイナミックで見応えのある火渡りの儀。ぜひ来年はみなさんも間近で見て参加してください。
1日も早く世界が安泰になりますように。
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