【八王子市】花火も上がりました!3年ぶりにみころも公園で開催された「夏まつり」に行ってきました。
高尾駅南口からほど近いに「みころも公園」で2022年8月6日(土)に夏祭りが開催されました。
みころも公園には産業殉職者の方々の慰霊塔、金色の「みころも霊堂」があり、上皇ご夫妻も平成時代に天皇皇后として3回もこの地を訪れ、産業殉職者等の御霊にご供花されていらっしゃいます。
このみころも公園で開催された夏まつりは、ウェルカム星矢さんのピエロのバルーンショー、伊達めぐみさんの日本の歌などのステージ、灯籠流し、提灯行列などの催しで、いつもは静かな霊堂前の広場が明るく賑わっていました。
金魚すくいなどの夜店も出て、子供たちばかりでなく大人の笑顔も輝いています。
木々の中にあるみころも公園には大きな池があり、心地良い涼しい風が吹いてきます。
隣の丘の上には、地元高尾名店街のマスコットにもなっている日本一大きなかんこうさん(菅原道真公像)がたっています。
久しぶりのお祭りにたくさんの方々が来ていましたが、皆さんマナーも良く、大声で話をしたり走り回ったりする人もいない静かな会場です。みころも霊堂の荘厳な姿があるからでしょうか。
花火の前に行われた、琴伝流大正琴のまどか琴の会の演奏に、小さな子どもも耳を澄まして聞き入っていました。
小さな大正琴が奏でる調べは、みころも霊堂にふさわしく、厳かに会場に響きます。
このみころも霊堂の夏まつりのすごいところは、木々に囲まれた森の中のような場所で上げられる花火です。さすがに大きな尺の花火は上がりませんが、とても間近で見られるので迫力があります。
今年は10分間と短めでしたが、山に響く音と花火の美しさに多くの人が拍手を送っていました。
みころも霊堂夏まつりの名物花火は、長さ30メートルのナイアガラです。池の中ほどに支度してある花火は,点火されると赤から緑、そして銀色に色を変え、長く美しく姿を変えていきます。
水面に映る花火と相まって、息を呑む美しさを感じました。
モクモクと昇る煙が慰霊塔を覆います。
夏まつりの最後を飾ったのは、多摩美術大学の学生さんによる鑓水太鼓が奏でる、新みころも太鼓です。
太鼓女子の明るさと力強さのある演奏に、花火終了後すぐに帰ろうとしていた人も足を止めて聴き入っていました。夜空に響く夏の太鼓は本当に夏らしい!
夏のお祭りに久々に行ってみて、日本の大切な心の文化を感じました。コロナ禍前と違い、みなさん節度を持って参加しているように思えました。新しい形で地域のお祭りが受け継がれていくと良いですね。八王子市内でも町内によっては、盆踊りやお祭りを開催するところがいくつかあるようですので、お住まいの町の役員さんに尋ねてみると良いかもしれません。
みころも公園慰霊塔 みころも霊堂はここ↓