【八王子市】10月23日(日)に開催の「八王子北条氏照まつり」11回目にして初めて八王子城趾が会場ということで楽しみ倍増です
![八王子城](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/06/LINE_ALBUM_220611.jpg)
第11回八王子北条氏照まつりが2022年10月23日(日)に開催されます。
3年ぶりに開催される今回の北条氏照まつりは、宋関寺から八王子城跡御主殿まで武者行列が行われ、模型広場では地域住民による模擬店もたくさん出店します。
![北条氏照祭り](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/10/202210101453096409_page-0001.jpg)
画像提供:第11回八王子北条氏照まつり実行委員会
前回までの北条氏照まつりは元八小学校校庭をメイン会場としていましたが、本年は、初めて八王子城跡に会場を移し、更なる盛り上がりが期待できそうです。
本堂に足場があるので、寺号額を近くにて。
高い所がダメなのでお願いしちゃいました。
北条氏照公100回忌の時に水戸家御家老さまより。#八王子 #宗関寺 #東皐心越 pic.twitter.com/IOuu8DiQFG— 曹洞宗 宗関寺 (@soukanji) July 21, 2022
今年は以下の隊など6隊が出場します。
伊豆の国隊 静岡県伊豆の国市
北条一族の故郷、史跡北条氏邸跡(円成寺跡)がある伊豆の国市。
小田原隊 神奈川県小田原市
小田原城は北条家の本拠地。
寄居隊 埼玉県寄居町
上野国支配の拠点となった鉢形城(鉢形城跡)を有する寄居町。
八王子市、小田原市、寄居町の3都市間では、姉妹都市盟約を締結しています。北条3兄弟が、再び強い絆で結ばれています。
![八王子北条氏照まつり](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/10/202210101453096409_page-0002.jpg)
画像提供:第11回八王子北条氏照まつり実行委員会
【北条氏とは?】
五代100年にわたり善政をしいた北条氏は、小田原を拠点に関東に覇をとなえました。三代氏康は、要所の城に自分の子どもを戦略的に配置し、三男の氏照を「八王子城」に、四男の氏邦を「鉢形城」に置き、後の四代・氏政が「小田原城」でそれらの城を統括しました。
北条氏にゆかりの深い市町村などが参加している、北条五代観光推進協議会では、北条氏の魅力を日本全国へ発信するため、北条五代の大河ドラマ化に向けての署名活動を実施しています。
八王子城を築いた北条氏照は、小田原に本拠を置く戦国大名北条氏(鎌倉時代の北条氏と区別して、後北条氏といわれる場合もあります)3代目、氏康うじやすの次男として生まれました。三男だったという説もあります。生まれた年については、天文てんぶん9年(1540)といわれていますが、ほかにも説があって、はっきりしていません。氏照は子どものころ、多摩や入間・高麗(現在げんざいの埼玉県南部)に勢力を持っていた大石氏の養子となって「大石源三氏照うじてる」とも名乗り、滝山城へ入ります。
こうして、大石氏の領地を北条氏のものにして北条氏の勢力を広げていきました。最大の敵だった三田氏をも滅ぼして北条氏の支配を強めていきます。
そして、氏照は下総しもうさ・下野しもつけ(現在の千葉県北部と茨城県南部・栃木県)へも、領地を広げていきました。他の大名との交渉だけでなく、戦さも上手だった氏照はやがて、北条一族の中で中心的な立場に立っていきました。(八王子市立図書館資料より)
八王子城跡には氏照のエピソードなども展示されています。
![11回八王子北条氏照まつり](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/10/202210101453096409_page-0003.jpg)
画像提供:第11回八王子北条氏照まつり実行委員会
北条氏照まつりの見所は、6隊180人にも及ぶ武者行列(パレード)ですが、その他にも太鼓演奏、忍者演舞、槍の舞、火縄銃の発砲など、目が離せないプログラムが目白押しです。
模擬店には酒饅頭・焼きそば・ポップコーンなど、町内会の方々が心を込めて作った美味しいものが並びます。
駐車場もありますが、高尾駅北口からバスが出ています。
JR高尾駅北口1番バスのりばより、西東京バス「高尾の森わくわくビレッジ」「宝生寺団地」「恩方ターミナル」「大久保」「大久保・陣馬高原下」「グリーンタウン高尾」「美山町」行きで、バス停「霊園前・八王子城跡入口」下車、徒歩約20分。
土曜日・日曜日・祝日のみ、JR高尾駅北口1番バスのりばより、「八王子城跡」行が運行されます。
![高尾山山伏](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/10/DSC_2160.jpeg)
高尾山山伏
高尾山薬王院からは、山伏さんたちも参加します。桑都八王子、日本遺産の重みを感じる出で立ちです。
![第11回八王子北条氏照まつり](https://hachioji.goguynet.jp/wp-content/uploads/sites/140/2022/10/202210101453096409_page-0004.jpg)
画像提供:第11回八王子北条氏照まつり実行委員会
八王子城は、小田原に本拠をおいた小田原北条氏の三代目、氏康の三男、北条氏照(?から1590年)が築いた山城です。
築城の時期ははっきりしませんが、天正年間に築城が開始され、氏照が滝山城から移ったのは天正12年(1584年)から天正15年(1587年)の間とする説が有力です。天正18年(1590年)6月23日、豊臣秀吉の関東制圧の一環で、前田利家・上杉景勝軍に攻められて落城しました。この、八王子城落城が決め手となって籠城を続けていた小田原城は開城、北条氏は滅亡しました。氏照はこの時、小田原に籠城中で、開城後、兄の氏政とともに城下で切腹しました。
八王子城は、関東屈指の山城です。氏照が構想していた城郭は壮大で、落城時はまだ未完成の状態であったと考えられています。
城は大まかに、城下町に当たる「根小屋地区」、城主氏照の館のあった「御主殿跡」などの「居館地区」、戦闘時に要塞となる「要害地区」に分かれています。
北条氏照まつりを楽しみながら、八王子城跡もぜひ散策してみてください。険しい場所もあるので歩きやすい靴がおすすめです。
八王子北条氏照まつりの会場、八王子城跡はここ↓