【八王子市】利用者満足度100%!無料で引き取れるものも。ごみとして処分されていたものがリユースされていることを立証
八王子市とジモティーが、2022年9月から実証実験をしている「ジモティースポット八王子」の2022年9月~2024年3月の結果が発表されました。
期間中、持ち込まれた不要品の約93%にあたる約17,000品の不要品のリユースに成功し、粗大ごみ減量効果は約86t と試算されたそうです。
なお、この取り組みは環境省が公募した「令和4年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業 」「令和5年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」に2年連続で採択されています。
■ジモティースポット八王子について
ジモティースポット八王子は、不要になったけれどもまだ使えるモノを譲り合うことが出来るサービスです。
使えるモノは捨てる前にまず持ち込んでください
ジモティースポット八王子は、八王子市と株式会社ジモティーが、リユースを促進し、ごみの減量を図ることを目的とした実証実験を行うスポットです。
八王子市民のみが利用できます。本人確認書類を当日お持ちください。
持ち込み料は無料です。但しまだ使えるモノに限ります。リユースが難しいと判断されるものは、お持ち帰りになります。
必ず予約をしてから持ち込んでください。持ち込みの予約申し込みはこちら。
譲り受け希望の方は、持ち込まれたモノの情報をジモティーで検索し、ジモティースポットで引き取ることでマッチングが成立する仕組みとなっています。
展示中の品物はこちらから確認できます。
この仕組みは参加する人や自治体のそれぞれにメリットがあります。持ち込む住民の方は、気軽にリユースに参加でき、粗大ごみ処理手数料の支払いを削減することができます。
また譲り受ける方は、コストの安いリユース製品を利用する選択肢を持つことができます。
八王子市としては、ごみとして捨てる以外にリユースする選択肢を持つことが可能になり、ごみ減量活動の促進につながります。
■実証実験の結果について
持ち込みを開始した2022年9月9日~2024年3月31日の期間で、持ち込まれた不要品約18,200品の約93%にあたる約17,000品の不要品のリユースに成功しました。
ごみの減量効果は、約86tと試算。
八王子市は2022年度において人口50万人以上の自治体のなかで1人1日当たりのごみ排出量が最も少ない自治体となっています。
2022年度において、ジモティースポット八王子は約8,000品の不要品のリユース、約39tのごみ減量に成功しており、八王子市のごみ減量の施策の一助になったことを表す結果となりました。
今回の取組みに関して利用者へのアンケート を実施した結果、利用の満足度においては全ての利用者が「とても良い」を選択しており、今後の利用動向についても98%の利用者が「ものが出たら持込みたい。」「タイミングが合えば使いたい。」という意向を持っています。
またジモティースポット八王子を利用した理由については、「粗大ごみとして処分することを検討していたときに取り組みを知った。」という回答が最も多い結果となり、本来であればごみとして捨てられていたものがリユースされていることが立証された結果となりました。
■今後の取組みについて
ジモティースポット八王子は更なるごみ減量を目指して、2024年度も運営を行う予定です。
北野のあったかホール2階のジモティースポット八王子はここ↓