【八王子市】今年のおとりさまは三の酉までありますが、東京消防庁によると火事が多いという根拠は無いそうです
まだ半袖の服を着ている人がたくさんいるちょっと変な秋ですが、今年も江戸時代から伝わる市守大鳥神社例大祭「八王子酉の市大鳥祭り」(おとりさま)が行われる季節になりました。
家内安全・商売繁盛を祈願して、縁起物の熊手が売られます。
一の酉は2024年11月5日(火)、二の酉は11月17日(日)三の酉は11月29日(金)です。
八王子市横山町の市守神社大鳥神社には毎年酉の市の日に、べったら漬けのお店や焼き栗屋さん、唐辛子屋さん、麩菓子屋さん、お面屋さんなどが屋台を広げます。
すでに境内では着々と準備が進められています。
甲州街道や八王子駅に向かう沿道にも今年はたくさんのお店が出るようです。
交通の激しい甲州街道に面しているのに、市守大鳥神社は普段は静かでとてもシックな神社です。甲州街道を左に歩けば八幡八雲神社、右に歩けば子安神社というロケーションで、八王子を守る三つの神社の真ん中に位置する神社です。
御祭神は倉稲魂命と天日鷲命の二神が祭られています。銀杏の大木が青空に向かって羽ばたく神様のエネルギーを感じさせる、街の中のオアシスのような不思議な素晴らしい神社です。
見るだけでも景気が良くなるような鮮やかな熊手は全て手作りなんです。
2〜3000円位の物から20万円くらいのものが主流だそうですが、小さい熊手や、柄のついていない置物タイプの熊手は1000円くらいで手に入れられるかわいいものもあるとのこと。
美しい日本の文化を部屋に飾って運気まで良くなるなんて、うれしいですね。
熊手を購入する時にはお店の方に相談すると、縁起の良いものがお得に手に入るかもしれません。威勢の良い掛け声にびっくりするかもしれませんが、勇気を出して福を呼び込んでください。
熊手は、最初に言われた値段から駆け引きをして安くしてもらい、値引き額をご祝儀としてお店の方に渡すのが粋な取引だとか。
おとりさまの声を聴くと、木枯らしやダウンジャケットというような季語がついて回るはずですが、今年はまだまだ秋とは思えない暖かな日が続いています。
ちなみに三の酉(とり)まである年は火事が多いといわれていますが、その根拠は無いと東京消防庁が発表しています。詳しくはこちら。
いずれにしろ、八王子には寒さに震える冬が必ずやって来ます。縁起物の熊手を購入したり、おとりさまの縁日をまわったりして、素敵な冬に向かう心の準備をしてください。
開催期間 2024年11月5日(火)・17日(日)・29日(金)
開催時間 午前8時~午後10時
開催場所 市守大鳥神社
市守大鳥神社はここ↓