【八王子市】御酉様で様で開運祈願。今年は2回だけど一の酉は土曜日、二の酉は祝日なので大いに賑わいそう。
今年も江戸時代から伝わる大鳥祭「八王子酉の市大鳥祭り」が行われる季節になりました。
一の酉は2023年11月11日(土)、二の酉は11月23日(木・勤労感謝の日)です。
八王子市横山町の市守神社大鳥神社には毎年酉の市の日に、べったら漬けのお店や焼き栗屋さん、唐辛子屋さん、麩菓子屋さん、お面屋さんなどが屋台を広げます。
すでに境内では着々と準備が進められています。
甲州街道や八王子駅に向かう沿道にも昨年よりたくさんのお店が出るようです。
酉の市が開催される市守神社大鳥神社は、JR八王子駅からも京王八王子駅からも近く、歩くと5分ほどの場所にあります。町の中心に位置しビルに囲まれてひっそりと佇む神社です。
甲州街道を左に歩けば八幡八雲神社、右に歩けば子安神社というロケーションで八王子の三つの神社の真ん中の神社です。御祭神は倉稲魂命と天日鷲命の二神が祭られています。銀杏の大木が青空に向かって羽ばたく神様のエネルギーを感じさせる、街の中のオアシスのような不思議な素晴らしい神社です。
天正18年(1590年)、八王子城落城後の新しい八王子の宿を整備するにあたって、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)を守護神として創建された市守神社。市守稲荷とも呼ばれ、商売繁盛の神として信仰されています。のちに天日鷲神(あまのひわしのみこと)も祀り、現在でも毎年11月の酉の日に商売繁盛を祈願する「お酉さま」が行われているのです。
見るだけでも景気が良くなるような鮮やかな熊手は全て手作り。
2〜3000円位の物から20万円くらいのものが主流だそうですが、小さい熊手や、柄のついていない置物タイプの熊手は1000円以下で手に入るかわいいものもあるとのことです。日本の文化を部屋に飾って運気まで良くなるなんて、うれしいですね。
市守神社の境内には昔ながらの屋台が並びます。お店をのぞきながら何を買うか迷うのも楽しい時間ですね。
熊手を購入する時にはお店の方に相談すると、良いものがお得に手に入るかもしれません。威勢の良い掛け声にびっくりするかもしれませんが、勇気を出して福を呼び込んでください。
熊手は、最初に言われた値段から駆け引きをして安くしてもらったら、値引き額をご祝儀としてお店の方に渡すのが、粋な取引だとか。
玄関に向けて、高い位置に飾るのが良しとされていますが、絵画のように飾ったり小さなものならキーホルダーのように身近なものに付けるのも悪くありません。
賑やかな酉の市を彩る熊手。縁起物の指物に込められた願いを授かりにお店を覗いてみてください。
毎年夕方から特に混み合いますので、お時間がある方は日のあるうちにお参りするのが良いかもしれません。
御酉様=市守神社大鳥神社はここ↓