【八王子市】ちょっと贅沢できる時に行って欲しい。庶民の晴れの日用の「旬菜たちばな」
お正月なので、ちょっと華やかで贅沢な気分に浸れるお店の紹介をします。
JR八王子駅北口から延びる、織物産業が盛んだった八王子を象徴する桑並木通りが国道20号(甲州街道)に至る少し手前に、今日紹介する「旬彩たちばな」があります。
ビルの2階の小さな入り口を見つけるには、八王子の元〜現少年少女を惹きつけてやまないクレープ屋さん「ミュクレバーコア」を目印にしてみてください。旬菜たちばなはクレープ屋さんの2階です。
旬菜たちばなは、その名のとおり四季を感じさせる繊細なお料理が味わえる名店です。
今回は奮発して、ふぐコース(税込み7000円)を味わうことにしました。
まずは先付け。
コラーゲンたっぷりで、コリコリとした独特の歯ごたえを感じられるふぐ皮のポン酢あえと鮑。
もうこれだけで贅沢気分が爆上がりです。
お酒も種類が豊富なので、お料理に合わせ好みのものを選べます。
小さな個室もあるので、少人数の新年会を催すのも良いですね。
次に出てきたのはふぐ刺し。
ふぐの身は繊維質で弾力があり噛むのが難しいため、薄く削いで出されることが多いのですが、旬菜たちばなのふぐ刺しは1枚でも食べ応えのある厚さを保ちながらも、旨味と歯応えが最高の状態で提供されます。
ちなみに写真は、鍋以外は全て1人前の量です。
このフグの唐揚げがまた美味しい!
信じられないくらい熱々の状態で、カラッと揚がった肉厚の唐揚げが出されます。
そしてメインのふぐ鍋の登場です。こちらは2人前の分量です。
ふぐの他にねぎや白菜、春菊、えのきに椎茸、お餅やお豆腐、クズも盛り付けられています。
まずはお出汁の中にふぐの身を入れます。
女将さんが親切にテキパキと調理してくれるので、お客さんは見ているだけで美味しい鍋が食べられます。
出来上がりはお店特製のポン酢でいただきます。
旬菜たちばなで扱っているふぐは、下関の天然物だとか。
鍋料理界の王様ふぐ鍋の中でも、下関の天然ふぐは頂点に位置します。
美味しさもさることながら、この質と量と丁寧な下ごしらえが7000円とは驚きです。
アラカルトメニューは季節により壁に掲示されます。
コースを注文しなくても、お酒とお料理を1品2品と頼んで味わうのも素敵な時間になりそうです。
〆の雑炊も女将さんが作ってくれます。
フグを味わい尽くした幸せが凝縮されたような雑炊は、お腹がいっぱいでも残さず食べてくださいね。
デザートは旬の果物。
器も工夫がなされ、お料理も完璧で、そして何より店主さんと女将さんの温かいもてなしが嬉しい旬菜たちばな。
庶民の晴れの日用の八王子の大切なお店です。
これからの季節、店主さんが自ら作ったカラスミも登場します。お楽しみに!
ご夫婦だけで経営されているお店、席数が限られていますので電話で予約をしていくと安心です。
旬彩たちばなはここ↓