【八王子市】これから朝の栄養はどうやって摂ればいいの?都内で唯一、地釜作りの「小堀栄養納豆店」が廃業
八王子市民の朝食の定番「地釜作り 小堀栄養納豆店」が2025年9月30日で突然の廃業を決断してしまいました。
道の駅八王子滝山やスーパーアルプス・セレオ八王子の地下・イオンスタイル・みなみ野のマルシェ802・高尾駅の一言堂など、八王子市内のちょっと良いものを取り扱っている小売店などで手に入ったあの納豆がもう食べられなくなりました。
甲州街道沿いの和菓子の老舗「伊勢屋」の納豆巻きも、小堀栄養納豆店の納豆を使っていました。

写真提供:ファンビークルさん
お得意様各位
近頃、製造の圧力釜の故障により十分な製品が出来なくなりました。 その為、残念ですが9月いっぱいをもちまして、営業をやめる事となりました。
皆様方には、長い間大変面倒を見て頂き有難うございました。
令和7年9月 小堀栄養納豆店 小堀誠一
数年前から年代物の圧力釜は修理が重なり、店主さんも昨年骨折をしたりと大変なご様子でした。
近年は良い経木も手に入りづらくなり、潮時だったのかもしれません。
大豆をこの大きな釜でじっくり茹で、ジョウロを使って納豆菌を大豆に撒いて、室で寝かせて、と3日間もかかる手作り納豆。
何度も何度も手で大豆をかき混ぜ、手作業で経木に包み、何から何まで手間を惜しまず製造されていた納豆です。
1930年創業の小堀栄養納豆店。あともう少しで100年企業になるところでの廃業は、50年以上納豆を作り続けてきた小堀さんが一番心残りだったかもしれませんね。
最近は学校給食にも提供されていた小堀栄養納豆。八王子市民の健康を栄養面で支え続けてくれました。
小堀栄養納豆店ファンの方々の途方に暮れた悲しみは深いものですが、これからは小堀さんご夫婦が健康で楽しく暮らしてほしいと願っています。
小堀栄養納豆店はここ↓
・ファンビークルさん情報提供ありがとうございました。