【八王子市】年末年始の忙しさから心をリセット。オペラ公演を自分にプレゼントしませんか。

今年の年末は優雅なオペラに興じてみませんか？

八王子市の芸術文化会館「いちょうホール」で2022年12月22日(木)の夜に、チッタディーノオペラ振興会主催のオペラコンサートが開催されます。

2022 END YEAR  オペラ　ガラコンサート

[主な演奏曲目］

◎ビゼー: オペラ 〈カルメン〉より 「序曲」 / 「ハバネラ」 / 「闘牛士の歌」

◎ドニゼッティ:オペラ 〈ドン・バ スクワーレ〉より 「天使のように美しく」

◎ヴェルディ:オペラ 〈椿姫〉より 「ああ、そはかの人か〜花から花へ」

◎ヴェルディ: オペラ 〈リゴレット〉 より 「女心の歌」 / 「愛らしい乙女よ」他

*やむを得ない理由により、出演者 及び曲目が変更になる可能性があります。

チッタディーノオペラ振興会は、無名の若手オペラ歌手を発掘、育成し公演等の発表の場を多く提供して世に送り出すとともに、伝統的イタリアオペラの継承と日本独自の創作オペラの創作支援、そして安値で質の高いオペラの持続的公演を目指しています。

また、市民参画による合唱団を編成・訓練するなど、市民オペラとして定着させ、その普及に努めている団体です。

出演者紹介

松村優吾　（指揮）

桐朋女子高等学校音楽科作曲専攻を経て、桐朋学園大学音楽科指揮専攻を卒業後、イタリアロウミラノ・ジュゼッペヴェルデ音楽院指揮科で研鑽を積む。指揮を黒岩英臣・杉山 洋一、G.ジェルメッティ、 V.バリージ、I. カ ラプチェフスキ、作曲を安良岡章夫、安藤久義ピアノを日比谷友妃子、斎木隆の各氏に師事。2012年9月、イタリア政府主催の全芸術部門グランプリを決める。Premio Nazionale delle Arti (イタリア芸術賞) 本選指揮部門に於いて第二位入賞。また同時に聴衆賞を受賞。2015年5月 ルーマニアのコンスタンツァで行われたBlack Sea Opera Conducting Competitionに於いて入賞、及び栄誉賞受賞。新国立劇場、日生劇場、藤原歌劇団などでアシスタントを務める。

新国立劇場オペラ研修所講師。

中島康晴（テノール）

東京藝術大学声楽科首席卒業。 同大学院ソロ科在学中に口伊声楽コンコルソイタリア声楽コンコルソに優勝しイタリアに渡る。ヴェルディ国立音楽院に入学。数々の世界的オペラコンクー ルに入賞後、26歳でヴェルディ作曲 「オベルト」 ミラノスカラ座デビューを飾る。スカラ座でこれまでに様々な7つのオペラの演目で主演し好評を博す。 ヴェネツィアの名門フェニーチェ座やパルマ王立歌劇場などのイタリア名門歌劇場他、フランクフルト歌劇場、ボストンリリックオペラ、デトロイトのミシガンオペラ、トロントのカナディアンオペラカンパニーなどで活躍。バロックオペラからコミカルなベルカントオペラまで幅広いレパートリーを持つ。 中高音域の輝かしい響きと美しいディクション は海外でも評価が高い。

中島 オペラカンパニー代表。二期会会員。

水野賢司（バリトン）

東京芸術大学卒業同大学院修了。 毎日コンクール二位入賞、日伊コンコルソ二位入賞。 伊藤亘行、芳野靖夫両氏に師事。 オペラではヴェルディ 「リゴレット」のタイトルロール「椿姫」のジェルモン「トロヴァトーレ」 のルーナ伯爵、ブッチーニ 「トスカ」 スカルピア 「ラ・ボエーム」 マルチェルロ、モーツアルト「魔笛」のパパゲーノ等。コンサートではバッハ、ヘンデル、モーツアルト、ハイドン、フォーレなど宗教曲のバスソロ。シューベルト 「冬の旅」 「美しき水車小屋の娘」、シューマン「詩人の恋」 ヴォルフ、マーラー等の歌曲によるリサイタル。日本歌曲のリサイタル。そして日本の新作歌曲によるTHE WORLD OF KENJI をライフワー クにしている。後進の指導にも力を入れ多くの優秀な声楽家を 輩出している。

元東京音楽大学教授。

山崎陶子（ソプラノ）

田園調布雙葉高校を経て、 東京大学文学部卒業。 武蔵野音楽大学大学院声楽科を首席にて修了。 同大学院成績優秀者による新人演奏会、サント リーホール 20周年記念公演レインボウ21などのコンサートに出演。

文化庁新進芸術家在外派遣研修員としてイタリア へ留学。 ヴェローナを中心に音楽祭、オペラ・ガ

ラコンサートなどに出演、 好評を得る。 帰国後はオペラを中心に演奏活動を始め、これま でに 「椿姫」 ヴィオレッタ、「リゴレット」 ジルダ、「ノルマ」 タイトルロール、「カルメン」 ミカエラ など多数のオペラに出演。 また日本語による新作 オペラにも精力的に取り組んでいる。

2023年3月には文京区民オペラ Cittadino 歌劇 団公演 「ラ・ボエーム」にムゼッタ役で出演予定。 第 21 回大阪国際音楽コンクール第1位ならび に音楽現代賞受賞。 第14回イタリアコンコル ソ Musica Arte 金賞受賞。 第1回国際声楽コンクー ル東京オペラ部門第3位。

二期会会員。

丹呉百利子（メゾソプラノ）

昭和音楽大学、同大学院修了。

第4751回日伊声楽コンコルソ入選。

折江忠道氏に師事。

大学院在学中に昭和音楽大学オペラ「ピーア・デ・ トロメイ」(日本初演)のロドリーゴに抜擢されオ ペラデビュー。その後「ジャンニ・スキッキ」 ヅィータ、「魔笛」侍女3、「カルメン」タイトルロール、「フィガロの結婚」ケルビーノおよびまるチェッリーナ、オペルト　サンボニ　ふぁーちょ伯爵」、クニーツァ、 「カプレーティ家とモンテッキ家」 ロメオ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」 サントゥッツァ、「蝶々夫人」 スズキ、「ヘンゼルとグ レーテル」ヘンゼル、「愛の妙薬」 ジャンネッタ、「セビリャの理髪師」 ロジーナ、「ノルマ」 アダルジーザ、「紅天女」 伊賀局など様々なオペラ公演に主要キャストとして出演する他 「メサイア」 「モーツァルトRequiem」「第九」等、宗教曲のソリ ストを務める。

藤原歌劇団団員。日本オペラ協会正会員。

昭和音楽大学非常勤講師。

品田 広希（バリトン）

新潟県小千谷市出身。八王子市在住。国立音楽大学卒業、オペラ・ソリストコース修了。

第82回読売新人演奏会出演。国立音楽大学国内外奨学生。第3回立石信雄海外研修奨学生としてイタリアに短期留学。

これまでに文京区民参加オペラチッタディーノ歌劇団「愛の妙薬」 ドゥルカマーラ、中島康晴オペラカンパニープロデュース 「愛の妙薬」ベルコーレ「ドン・パスクアーレ」 マラテスタ、 南大沢コミュニティオペラ「魔笛」 パパゲーノ、 調布市民オペラ第25回公演 「カルメン」モラレス役等で出演。 また自身でコンサートやオペラの企画制作を精力的に行っており、本年5月には故郷小千谷市にある野外闘牛場で開催されたオペラ 「カルメン」 ではエスカミーリョを演じ、公演監督として牽引、その様子は各種メディアで紹介された。

小千谷コミュニティーオペラ公演監督。

コンサート企画制作の吉谷音楽研究所所長。

藤原歌劇団団員。

今回のいちょうホールでの公演は、スカラ座で数多くの主役を歌われた日本オペラ界の宝ともいえる中島康晴さん、そして独特の世界観で観客を魅了する大ベテラン水野賢司さん他、新進の若手達が出演するコンサートです。

バリトンの品田 広希さんは八王子出身で、現在も住んでいる八王子が大好きな方。

ベテランが構成から演出まで練りに練った作品は、オペラ初心者の方やミュージカル派にとっても「オペラの入口」として楽しめるに違いありません。

基本的にマイクを含め、電子機器を一切使わないオペラは、全てが生もので、その一瞬一瞬に魂が込められています。

そのため、同じ作品を何度上演しても同じものが出来ることはなく、「オペラは総合芸術」と言われるのです。その魅力はどんな方でも理解でき、例えるならば、生で観れる映画と言えるかもしれません。

第一曲目の「カルメン序曲」を聞くと、いつもテンションが上がるかたも多いのではないのでしょうか。

アリアではそれぞれの歌手の方の技巧や世界観を楽しみながら、お気に入りの一曲がきっと見つかると思います。

また、二重唱、四重唱といったオペラならではのアンサンブルでは、役によっての性格の違いや、オペラの劇的なストーリーの一部を満喫できると思います。

年末年始の忙しさから心ををリセットできそうなこんな公演を、クリスマス直前に自分にプレゼントしてみてください。

制作総指揮 根岸 健一 音楽監督 平野 桂子/舞台監督・舘亜里沙

東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団

2022年12月22日 (木) 18時30分開演(18時開場)

八王子市芸術文化会館 「いちょうホール/大ホール」

全席自由 一般:4,000円

いちょうホールはここ↓