【八王子市】なんと、全作品写真撮影ができます!「アルフォンス・ ミュシャ展」が、八王子市夢美術館にて4月7日(金)より開催

「アルフォンス・ ミュシャ展」が、八王子市夢美術館にて2023年4月7日(金)より開催されます。
夢美術館アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・マリア・ミュシャ。
マリアという名前や、柔らかな色の筆使いなどから女性と思っている方も多いのですが、実は1860年オーストリア生まれの髭を蓄えたおじさんです。
夢美術館

画家というより、グラフィックデザイナーという肩書きが似合うミュシャ。

写真や印刷物にした時に魅力が倍増する作品が多いのも特徴です。

今回の夢美術館は全作品の写真撮影が可能です(三脚、自撮り棒、フラッシュは使用不可)。

スマホやカメラを持って、お気に入りの作品を撮るのも良いですね。

夢美術館

19世紀末パリ、運命の女神に見いだされベル・エポックを彩ったアルフォンス・ミュシャ。

ミュシャの描く優美な女性像は人気を集め、商業ポスターや装飾パネルなどに多く起用されました。

八王子市夢美術館では、栄光のパリ時代から、故郷チェコに尽くした晩年までの作品400点余り を紹介します。夢美術館19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。

その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。

貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。

夢美術館サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。
とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。
そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。
夢美術館1900年には第5回パリ万博において、ボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾および、オーストリア=ハンガリー帝国のためのポスター制作の依頼を受けます。
特にボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾は、晩年の《スラヴ叙事詩》制作の足掛かりとなりました。
ミュシャはこの後商業的な仕事からは距離を置き、後半生を祖国チェコとスラヴ民族に捧げることになります。
夢美術館
1906年以降アメリカに拠点を移したミュシャは、《スラヴ叙事詩》制作のための資金の目途が立つと、1910年チェコに帰国します。
祖国に戻ったミュシャは《スラヴ叙事詩》制作と並行して、プラハ市民会館の壁面装飾のほか、1918年にチェコスロヴァキア共和国が独立すると、切手や紙幣など新国家に関連するあらゆるデザインを無報酬で引き受けました。
こうした姿勢は、パリ時代に芸術を一般市民も親しめるものにしたいと尽力した姿と重なり、ミュシャが「民衆のための芸術」という信念を終生貫いたことを表しています。
夢美術館八王子市夢美術館の今回の展覧会では、パリ時代の華やかなポスター画、装飾パネルをはじめ、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』などを中心に、祖国発展のため手がけた切手や紙幣のデザイン、《スラヴ叙事詩》のパネルなどを通して、後半生を捧げた祖国チェコへの献身にも焦点を当てます。
夢美術館開催概要
会期
2023年4月7日(金)〜2023年6月4日(日)
会場 八王子市夢美術館
時間
10:00〜19:00(最終入館時間 18:30)
休館日:月曜日
観覧料:一般 800 円、学生(高校生以上)・65歳以上400円、中学生以下無料
夢美術館

イベント・講演会

ギャラリートーク(申込不要)
コレクターの尾形寿行氏を招き、ミュシャの魅力を作品の前で語ってくれます。
費用:無料(ただし鑑賞券の購入が必要です)
※会期中の土・日を中心に 5~6回程度開催予定です。事前に館内掲示、八王子市夢美術館のホームページなどでお知らせします。
講演会「ミュシャの魅力」(要事前申込)
本展覧会に協力しているコレクターの尾形寿行氏が、ミュシャの魅力についてお話しします。
会場:いちょうホール(八王子市芸術文化会館・八王子市本町 24-1) 1階 第1展示室
日時:2023年5月9日(火) 午後2時30分~ (約1時間程度)
費用:無料
定員:40名 ※応募者多数の場合は抽選
応募方法申込フォームにてご応募ください。
参加希望日、氏名(2名希望の場合は同伴者名も)、住所、電話番号を入力の上、送信してください。申込み後、受付完了メール(自動返信)が送信されます。受付完了メールが届かない場合もしくはメールの内容に不備がある場合は、お手数ですが美術館までお電話でお問合せください。
応募締切:2023年4月14日(金)19時まで

八王子市夢美術館はここ↓

取材協力:八王子市夢美術館

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