【八王子市】夏バテ防止におだんごを!7月31日〜厄除け「だんご祭り」が富士森公園の浅間神社で始まります
だんご祭り(浅間神社例大祭)
浅間神社の境内で厄除けの団子を売る露店が出ることから、この名で呼ばれている「だんご祭り」が2023年7月31日から8月1日にかけて開催されます。
富士森公園の中にある「浅間神社」は 江戸初期の慶長年間(1596-1613年)、八王子を整備した大久保長安が塚を築いてその上に静岡県・富士山本宮浅間大社を勧請し創建したそう。
拝殿は、多摩御陵(武蔵陵墓地)に設けられた大正天皇大喪の斎場殿を移築したものです。
だんご祭りでは厄除けだんごが売られ、昔からこのだんごを食べると夏バテしないといういわれがあります。
おだんごがお祭り名になったのは、明治40年ごろ神社に捧げられた米でおだんごを作り、氏子らに分け与えたことに端を発しているそうです。
天保年間(1830~43年)に将軍がお花見に来た時、おだんごを食べた事にならったそうです。
現在は神社の境内におだんごを売る露天が出て、氏子以外でもおだんごを買うことができます。
慶長年間(1596〜1613)、大久保石見守長安が高さ約二丈(約6m)周囲六十間(約109m)余りの塚を築き、頂上に浅間神社を勧請したのが当社の起源です。
この場所は、往古より樹木生い茂れる森にて、藤森と言い、塚も藤塚と書かれていましたが、慶長年間、富士浅間神社創立後は富士森又は富士塚と書くようになりました。
宝永年間(1705頃)、社殿破壊に及び、延享二年(1755)改めて石造りの社を再建したのが本殿で、現在の奥の院石造りの社です。又、天明六年(1787)には石の階段が造られました。当社は元々拝殿がなく祭典は毎年山上で行ってきました。
例祭は八月一日で七月三十一日の宵宮より参拝者で雑踏し、境内には団子を売る商人が軒を並べ、この団子を食べる者は暑気にあたらぬとの言い伝えに、別名「団子祭り」とも呼ばれるようになりました。
この団子祭りの起こりは、明治の中頃社頭に住居して宮守をして居た者が、当社に献じた洗米で団子を作り、希望者へ分与したのが始まりです。
当社の例祭に行う、湯の花の神事は、心身の汚れを祓い清め、すがすがしい精神で氏子一同神へ奉仕する意味です。
当社は子授かり、安産の神として信仰されていますが、この由来は、天照大神の御孫瓊瓊杵命の皇后である当社の御祭神木花咲耶姫命が、一夜にして身ごもったため夫の命より疑いを受けた際、身の潔白を立証するため、産屋に火を放ち、火中で皇子を安産されたと言う故事に起因するものです。
現在の拝殿は昭和二十八年に大正殿(大正天皇のご大葬の時多摩御陵に造られた式典用の建物)を移築し建て直したものです。
昔より古い歴史を持つこの浅間神社は今、台町一丁目、台町二丁目、台町三丁目、台町四丁目及び万町二丁目によりお護りされています。境内にある「浅間神社縁起」の解説版より。
おだんごは7月31日の午後から販売があります。
だんご祭りは2日間に渡りますが、8月1日は氏子らによる神事のみが行われますので、おだんごを希望の方は7月31日にお越しください。
だんご祭りの神事、浅間神社宵宮祭は午後6時から始まります。
4本の笹竹を立て注連縄を張った斎場の真中に大釜を据え湯を沸かし、神主さんが笹の枝で湯をかきまわし、列席する氏子に振りかけて無病息災を祈願します。
この後振る舞われる湯を飲むと、無病息災、美人になるとも言われています。
【7月31日プログラム】
湯の花神事 18:00〜
武下亜登子歌謡ショー 19:00〜
神社神輿肩入れ 20:30〜
なんとも美味しそうな名前の付いた「だんご祭り」。
夏バテ防止に夕涼みがてらお出かけするのも良いですね。
浅間神社はここ↓