【八王子市】もう会えないの?けやき公園の紙芝居屋さん、ありがとう
紙芝居屋さんあややさんと子供たちの、石のお手紙のお話です。
みなみ野けやき公園のベンチに、きれいな絵の描かれた小石が置いてありました。何だろうと近づいてみたら「かみしばい ふっかつしてください」と子供の字が目に入りました。よく見ると
「あややさん かみしばい おもしろかったです またふっかつして かみしばい 楽しみです」
紙芝居の再開を期待して、子供たちからの精いっぱいの依頼でした。
横に添えられた5つの小石にも 「あ・り・が・と・う」 胸が熱くなりました。
石を裏返すと大人の字で「2014.5月〜2020.5月迄 約6年 毎週水曜、けやき公園に街頭紙芝居屋が来ていたヨ。みんな、ありがとう!のんきや あやや」
のんきやあややさん、子供たちの声聞こえますかぁー? 子供たちがありがとうって!
「はーい、聞こえてますよ!私は今、遠い福島県で元気にしています。みんなと会えなくてちょっぴり寂しいけれど、楽しく生きていますよ」あややさんいつもの優しい笑顔で答えてくれました。
神様はのんきやあややさんを見つけてくれました。あややさんは言いました。
【6年間、公園に来てくれた子供達や昔の子供達(笑)みんなに感謝しています。
イタズラと発明と遊ぶことが大好きで、いつも笑ってる元気なチョンちゃん。チョンちゃんみたいにみんなも元気で、人生を楽しんでね】
チョンちゃん
あややさんから、みなみ野けやき公園のみんなにメッセージがあります。
『子ども達、私の光であり喜びであり希望であり友であるみんな、みんなは今どうしているだろう。
泣いたり笑ったり怒ったり落ち込んだり、きっと毎日色々あるだろう。子ども時代は大人達にも振り回されるから大変かも知れない。
でも、毎日は冒険だから、楽しんで生きていこうね!
いつか子ども達が大人になった時、ふと公園での出来事を思い出して、懐かしい思い出が心をポッと照らすようなことがあったら、街頭紙芝居屋として、これ以上の喜びはありません』
外出自粛宣言解除後の東京アラートで、子供も大人もストレスと我慢を重ねギスギスした空気が漂う中に、爽やかな夏の風が吹き込んだようなお話でした。
けやき公園の子供たちとあややさんの6年間の思い出、一生の宝物です。
またいつか、あややさんの紙芝居をこの公園で見たいですね。
みなみ野けやき公園はこの辺り
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