【八王子市】「障害者って、どこにいますか?」追分町の出版社から、心に刺さる注目の新刊が誕生。八王子で生きる当事者が紡ぐ“綺麗ごとナシ”の本音とは

東京都

八王子市

突然ですが、みなさんは「障害のある方の暮らし」や「福祉」について、どんなイメージを持っていますか?

「少し特別な話」「自分にはあまり関係のないこと」――そんな風に、どこか遠いことのように感じてはいませんか?

今回は、そんな私たちの心の薄い壁を心地よく、かつ鮮烈に打ち破ってくれる、八王子在住の著者による注目の新刊をご紹介します。

揺籃社

障害者ってどこにいますか?

八王子市追分町の出版社「揺籃社」から2026年6月に誕生した1冊
書籍のタイトルは、『障害者って、どこにいますか?―それはもちろん、あなたのとなりに―』。 著者は、八王子市を拠点に、市内の小中学校での講演活動(学校訪問)をライフワークとして続けている障害当事者の杉浦 貢(すぎうら みつぐ)さんです。

杉浦さんは22歳のときに親元を離れ、日本で最初に自立生活センターが設立されたという、障害者福祉の歴史深い街「八王子」で約30年間にわたり自立生活を組み立ててこられました。

本書は、そんな杉浦さんが日々の生活や活動の中で見つめてきた「リアルな視点」がギュッと詰まった、八王子発のメッセージ本です。

揺籃社

杉浦貢さん

「かわいそう」でも「綺麗ごと」でもない。誰もがハッとする“言語化”の凄み
この本の一番の魅力は、福祉の本にありがちな「みんな仲良く美しく」という押し付けや、「障害者は不幸でかわいそうな存在」といった安易な表現が一切ないことです。

杉浦さんの言葉は、驚くほどスッキリ、はっきりと本質を突いてきます。

「親子であっても他者である」

「親が子を完全に理解できている、というのは思い込みや錯覚にすぎない」
本書の第1章では、障害のある子を持つ親御さんの必死なケアや疲弊に深く寄り添いながらも、「親子の間に第三者(ヘルパーなど)を入れて、お互いの人生の時間を取り戻そう」と、親離れ・子離れの本質的な必要性を説いています。

また、移動すること、学ぶこと、自分の意志を持つこと……それらは障害者だからという「特別な話」ではなく、「人が人として生きるうえでの、ごく当たり前の土台なのだ」という言葉には、誰もがハッとさせられるはずです。

相手の気持ちを丁寧に思いやりながらも、世間がなんとなく避けてしまう「言いにくいこと」をここまで見事に言語化できる一冊は、本当に貴重です。

あなたの「となり」にいる存在。ぜひ手に取ってみてください
杉浦さんは、差別や偏見をなくすという大きな目的のためだけでなく、「世の中には色んな人がいるんだ」という前提をまず知ってほしい、という想いで学校訪問や執筆を続けています。

当事者の方やそのご家族はもちろん、先生、支援者、そして「これまで福祉にあまり触れてこなかった」という地域にお住まいの皆さんにこそ、ぜひ読んでいただきたい名著です。

読んだあと、いつもの八王子の街並みが、少しだけ新しく、温かく見えてくるかもしれません。

揺籃社

【書籍情報】

タイトル: 『障害者って、どこにいますか?―それはもちろん、あなたのとなりに―』
著者: 杉浦 貢
発行日: 2026年6月1日
出版社: 揺籃社(八王子市追分町)

価格:1500円 オンデマンド製本 

購入はこちらから。ページ内でサンプルも読めます。

7月までには電子書籍版も登場する予定です。

揺籃社はここ↓


記事協力:揺籃社

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